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タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会

 2023年9月3日に「タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会」に参加してきました。

 今回参加した講習会は、法改正による医師の働き方改革のために、医師が今まで負担していた業務を一部、臨床検査技師でも行うことができるようにするための研修であり、内容は以下の通りでした。
1.静脈路確保
2.超音波検査に関連する行為として、静脈路を確保して、造影剤を接続し注入する行為、当該造影剤の投与が終了した後に抜針及び止血する行為 
3.成分採血(アフェレーシス)のための行為 
4.持続皮下グルコース検査
5.検査のために、経口・経鼻または気管カニューレ内部から喀痰を吸引して採取する行為 6.直腸肛門機能検査(肛門内圧検査・直腸バルーン感覚検査) 
7.消化管内視鏡検査・治療において、医師の立会いの下、生検鉗子を用いて消化管から組織検体を採取する行為 
8.運動誘発電位検査・体性感覚誘発電位検査に係る電極(針電極含む)の装着及び脱着


上記に関してビデオ鑑賞や実技を含めた講習を行いました。実技講習では、講師として来ていただいている医師や看護師、運営スタッフの指導の下、模型を使用して、実際に患者さんに対して行うことを想定しながら行いました。

 講習会が終わり、修了証もいただいたことで業務の幅は広がりましたが、実際に患者さんに対して行うにはまだ不安しかありません。しかし、これから先、医師ひいては看護師の負担軽減として本格的に臨床検査技師がそういった業務を担っていく可能性は大いにあると思うので、講習会で学んだことを忘れずに、日々努力を続けて精進していけたらと思います。

臨床検査科  樺沢

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