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手術室と褥瘡対策

 一般的に褥瘡といえば、寝たきりで高齢の患者さんか、がんのターミナルステージの患者さんというイメージを持つと思います。

しかし、実際は歩行ができる患者さんや、年齢の若い患者さん(時には小児)も褥瘡になってしまう場合があり、手術中も予防対策が必要です。
患者さんは裸の状態であり、身体は動かせません。
体位は仰向けだけではなく、うつ伏せや横向き、座ったような状態など特殊な体位を取ることの方が多く、時には手術台ごと身体が斜めになったり、頭側が下になったりすることもあるのです。
どのような体位を取るかは事前に分かっているので、圧やズレが発生する部位に予防対策を取っており、手術室の看護師に全面的に頼っていました。
「気になっているけど相談がないと介入し難い。。。」認定看護師に共通する悩みです。
手術室での体位の取り方については、説明を聞いて何となくイメージは沸くのですが、やはり実際を見てみないと気が付かないこともあると思い、手術に何度か立ち合わせてもらいました。
立ち合わせてもらったことで分かったことや、
全身の体圧が測定できる器械を使用して集めたデータを基に、
医師や手術室、病棟看護師との連携で、よりよい褥瘡対策ができるはず!
簡単にはいかないと思いますが、皆が納得した対策を取れるようにしたいと考えています。
手術中の褥瘡対策。。。
全力で取り組みます。
 
*新病棟4Fから見た北アルプス
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた

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