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タックフォーシーアナストゥー

9月上旬に当院で使用しているおむつメーカーのフォーラムがありました。
会場は、なんと、スウェーデン大使館!
看護部長の代理で出席させていただきました。
内容は、地域の皆さんが推進する「生活の質を支えるコンチネンスケア」として、
スウェーデンにおける高齢者ケア理念と社会保障制度、
テーマセッション「排泄ケアの地域連携を目指して 院内連携の実践から院外連携へ」
「地域連携の目的共有と意思の統一~地域CSTの設立~」など。
スウェーデンといえば、福祉先進国のイメージがあると思いますが、
「最適な排泄ケアを受けることは基本的人権のうちのひとつ」と
法律で定義されているとのことでした。
そのため、教育を受けていない家族が介護をしないのが通常なのだそうです。
そして、おむつは専門の看護師が処方し、無料で受け取るのだと聞きました。
処方されることは知っていましたが、無料とは。。。オドロキですね。
 
大切な発表がありました。
「院内外の連携のために、連携の主語は患者さん」
「排泄ケアの地域連携は生活を支えるうえで不可欠であることを認識する」
最近多摩地区では、排泄ケア地域連携会をキックオフしたそうです。
「院内連携が完了してから地域連携を検討する」と考えていましたが、
院内、院外の排泄ケア連携は同時進行で行っても良いことが分かり、
新たなプランが浮かんで来ました。。。
最後に「桃栗三年 柿八年。柚子は9年でなりさがる。梨の大馬鹿18年。
時間は要するかもしれないけど、地域の力を信じて継続していくことが大切なのかもしれません。」と結んだ発表を聞き、会場の誰もが頷いているように感じました。
地域は違っても考えていることは同じです。
 
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 

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