WOCNブログ

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毎年1月になると、新人看護師の成長を感じます。
私は「新人看護師には特別に優しく指導すること」をモットーにしていて、
新人研修の際には必ず伝えます。
期間限定で新人だけに与えられた特権です。
特別に優しく指導するというと、少し語弊がありますが、
「優しく」という言葉に集約されると思うため、「優しく」と言っています。
特別に優しく指導する理由は。。。
 
認定看護師研修の共通科目であるリーダーシップの講義で、
「ブラインドウォーク」を行いました。
何をしたのかというと、まず2人1組になって1人は目隠しをします。
この時のペアは同じ分野ではなく、別の分野の受講生で、
私の場合は感染管理の男性受講者でした。
教室内を机や椅子で障害物を作り、言葉だけで室外に誘導しますが、
身体に触れても良いのは危険な時だけなので、的確な指示が必要です。
学習のねらいとしては、「効果的な指示方法」なのですが、
そのことは知らされていないので、ゲーム感覚で楽しく行えました。

役割を交代し、お互い気が付いたことなどを伝え合った後に、
初めて講師から、「新人看護師はこのような状態である。」ということを聞き、
指示について学ぶ講義だったということが分かるのです。
あの時に「今日の気持ちを忘れずに、ガイドを務めた時のように指導をしよう!」
「全く分からないのだから、特別に優しく指導しよう!」と決め、実践しているつもりです。

新人の成長に喜びを感じながら、私自身は成長できているのか、
とても気になる今日この頃なのです。

 

写真は、昨年北海道大学札幌キャンパスで撮影したクラーク博士の銅像です。
クラーク博士といえば、「少年よ 大志を抱け!」が有名ですがこの言葉の後には、
「お金のためではなく 私欲のためでもなく 名声という空虚な志のためでもなく 
人はいかにあるべきか、その道を全うするために、大志を抱け 老人のように」と
続きます。しかしクラーク博士の言葉か否かについて、諸説あるようです。

いつもありがとうございます。    WOCN  ふりはた
 

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