WOCNブログ
ストリハ研究会
先週末、長野市民病院において
ストーマリハビリテーション研究会が開催されました。
一般演題は13題あり、
ストーマサイトマーキング(人工肛門・膀胱の位置決め)に関するものや、
合併症やセルフケアに関するもの、患者会に関するものなどの
発表があり質疑応答も活発に行われました。
参考になる内容ばかりでしたが、
「マーキングが看護業務としてではなく、
患者との共同作業として病棟に浸透させるため、3年計画で活動を開始し、
セルフケア獲得に要した日数が6日の短縮が図れた。」という発表や
「ケアシートとセルフケア評価表を同時に活用したことで、
指導状況と本人の理解状況が周知された。
次回の目標がスタッフの中で明確となり、統一した指導に繋がった。」という発表は
当院でも取り入れたい内容だと感じました。
![](https://azumi-ghp.jp/azumiWP/wp-content/uploads/media/2/20141016-cimg1773.jpg)
特別講演は
さいたま新開橋クリニック神山 剛一先生の
「ストーマ・ケアと排便ケアの共通点と相違点」でした。
TV出演もされていらっしゃる先生です。(私も拝見しました)
排便造影やMRIの画像、解剖生理、排便日誌、摘便方法など
分かりやすく講義をしていただき、
外科系チームスタッフ4名も参加していたので、
とても勉強になったと思います。ありがとうございました。
排便コントロールについての質問に対して、
「1人でやろうとしてもダメなので、問題点を共有すること。
なぜいけないのか、もっといいケアがあることを理解してもらう。
プロセスを経る。排便ケアチームを作る。」と回答されていらっしゃいました。
当院でもCST(コンチネンスサポートチーム)活動を開始するにあたり
迷いもありましたが、先生のお言葉で気持ちが楽になりました。
長野市民病院といえば、私が認定看護師実習でお世話になった病院です。
WOCNの研修中(実習も含めて)は、大勢の方々にお世話になりました。
全員に直接お礼をすることは叶わないため、
活動を通してお世話になった患者さんや、関係者の方々に少しずつでも、
お返しできればと思っています。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた