WOCNブログ

寝ても覚めても。。。の2日間

7月上旬にポジショニングセミナーを受講してきました。
6月も「ポジショニングのコンセプトと原理」のセミナーに
参加したばかりですが、今回のセミナーは実技や実践が中心のセミナーなので、
2人や4人一組でしっかり学習できました。
 
講師は理学療法士で
フェルデンクライス・プラクディショナーの伊藤先生です。
人の動きや、重力が与える影響といった、
看護師がとても苦手な分野を分かりやすく、講義と実技で示して下さいました。
 
 
重くなっている部位があるということは、軽くなっている部位があります。
重さが移動していることを理解し、褥瘡が悪化しないような
ポジショニングが必要です。
正しいポジショニングは褥瘡予防だけでなく、
呼吸や血流、筋緊張の改善を図り、睡眠や消化に良い影響を与え、
安楽な状態を提供することができます。
分かっているけれど、実践するのが難しいポジショニング。
特に「重力」の考え方が難しい。空間の中でどの位置にあるか。。。
伊藤先生にそのことを話したら「慣れですよ」と言われました。
空間認知能力がなく方向音痴の私には難しい訳です。
 
今回のセミナーは、参加者全員が夕食付の情報交換会へ出席し
有意義な時間を過ごせました。
参加者の殆どがセラピストで、「褥瘡対策委員なので参加した」
と言っていたのがとても印象的です。
病院に戻ってから早速セラピスト数人に、セミナーに行ってきたことを話して、
WOCNなのにセラピストとあまり連携できていなかったことを反省しているので、
これからは連携したいと考えていること、ポジショニングについて
看護部のレベルアップを図りたいので力を貸して欲しいとお願いしました。
褥瘡に関心が高いセラピストが大勢いるので、私はとても心強いし、
助かっています。
 
伊藤先生が「時間はかかるかもしれないけれど、できることから始めればいい」
と講義されていたので、まずは簡単なことから始めます。
簡単なことほど、徹底するのが難しいのですが。。。
 
 
モデルは私です。下肢の間にクッションが2枚入っています。
クッションが高すぎるように見えますが、
低いと自分の足の重さで引っ張られるような感じで苦痛でした。
とても心地よくて眠くなりましたが、これが理想ですね。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 

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