WOCNブログ

褥瘡予防ケアセミナーに参加しました。

6月7日体圧分散寝具メーカー主催のセミナーに参加しましたっ!
5月31日(土)6月1日(日)6月7日(土)と
短期間でセミナーが続くため心配されましたが、
以外と大丈夫!元気でした!
まぁ、最後のセミナーが安部先生ですから頑張れますわ。(楽勝?)

今回のプログラムは
第1講 いかに褥瘡を予防するか?―臨床現場における看護チームの取り組みー
松原 康美 先生
第2講 「あなたも陥る創傷ケアのピットフォール!
     ~53分間で学ぶ皮膚潰瘍アセスメントのコツとワザ~」
安部 正敏 先生   



医療関連機器圧迫創傷とは
NPPVマスク、弾性ストッキング等の医療機器の
装着部位に生じる創傷を指し、褥瘡学会ではガイドラインの掲載に向けて
実態調査が進められています。
医療機器の種類、患者特性に応じた予防対策が必要とのこと。
手順書の作成や啓発活動については、是非参考にさせていただきたい
内容でしたが、当院はまだそこまで進んでいないのが現状です。
「これは予防できたよね」「アセスメントは良かったのに」
と言う場面も多く、ラウンドや指導が足りないと感じます。

マットレスのヘタリや、ベッドメイク時シーツの処理についても
WOCNになってからずっと指導を続けていますが、なかなか定着しません。
せっかく褥瘡予防のマットレスを使用しているのに、接触面積が減り体圧が
上昇していたら意味が無いです。
数値で示していますがなかなか。。。
少しのことで大きな違いが出ます。
徹底できるようになるまで根気良く指導すること、
良い物品を使用できるように環境を整えることが必要ですね。
また宿題が増えました。

 

安部先生のtake-home messagesは
1、皮膚潰瘍患者の前では、絶えず鑑別診断を念頭に置き、
誤ったアセスメントのリスクを低下させる。
2、皮膚の症状を読み取ることで、なぜその創傷が生じているのかが
理解することが出来る。
3、皮膚を正しくアセスメントすることで、手を出しては
いけない創傷の存在を知ることが出来る。

「スライドグラスをポケットに忍ばせて」
「とにかく最初は触れてみる」    (先生の資料より)
指導に追加したいと思いました。
私も含めて看護師が「アセスメント力を養う」ことが大事で、
人体最大の臓器である皮膚をよく観察し
アセスメント出来るようになると、仕事も楽しくなるんじゃないかなぁ~。

安部先生の講義は毎回新鮮で、時間がとても短く感じます。
さすがです。
「次も聞いてみたい!」と思わせることがポイントですね。
そして毎回期待を裏切らない。。。
参加者のことをとても大切に考えて下さる、
結果なのではないかと勝手に考えています。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 

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