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関東甲信越地区床ずれセミナーに参加しました

5月31日佐久総合病院 佐久医療センターにて開催されたセミナーに参加しました。
日本褥瘡創傷ケア推進協会の第1回総会・学術集会に参加できなかったので、
「地区セミナーには絶対に行く!!」と気合を入れていましたよ。
でも気合のわりに、6月1日に埼玉でのセミナー受講が決まっていたので、
「やっぱりどうしようかなぁ~」と一瞬気持ちが揺らぎました。
プログラムがハッキリするまでは。。。。



私の迷いを解消してくれたプログラムは
教育講演1「寝床環境を整える~マットレスの適切な選定方法~」
飯田市立病院 近藤 龍雄PT 
教育講演2 『ガイドブック「新床ずれケアナビ」解説』
総合希望クリニック 堀田 由浩Dr
教育講演3 『こんなにも多い亜鉛欠乏症!食欲不振、褥瘡・皮膚疾患、そして舌痛症も??
       ~多彩に臨床症状の謎が、最新の亜鉛研究で徐々に明らかに~』
東御市立みまき温泉診療所 倉澤 隆平Dr
教育講演4 『創に優しい体位変換の考え方~体位変換は諸刃の剣~』
褥瘡・創傷治癒研究所 大浦 武彦Dr
全国会長講演 『地域連携での褥瘡創傷治療とケア』
おかべ形成・整形外科クリニック 岡部 勝行Dr
教育講演5 『医療と介護の連携と在宅医療の推進』
佐久医療センター 小松 祐和Dr
教育講演6 『介助用リフトの急性期医療施設での運用―利用者・使用者・運用施設における効果についてー』
佐久医療センター 花沢 直樹PT でした。



豪華なプログラムでしょ?すごくないですか~
なんてったって「OHスケール」の大浦先生と堀田先生ですよ~
大浦先生がサインをして下さると聞き、並んでサインをいただきました。
ラッキー!

高名な先生方の講演は、本当に勉強になりました。
倉澤先生の資料は、写真とデータで分かりやすく講演いただきました。
大浦先生も質問されていましたが、水泡形成や浅い褥瘡に亜鉛は大変有効です。

臨床医学の専門細分化 ヒトを『人』として診る視点の欠落
『基準値=正常値』との間違ったデジタル思考
“群の基準値は個の正常値ではない”
。。。。。。。ため息がでました。


「テクノエイド」って聞きなれない言葉ですが、
福祉用具・介護機器・補助用具のことを指すそうです。
花澤さんは「テクノエイドの方がかっこいいから」って言っていましたが
それはとても大事なことだと思います。かっこいい方が断然良いです!
今年3月に開院した医療センターでは、
天井走行式リフトを入院の30%にあたる、150台導入していくそうです。
すごいですね。

安全・安心・介助者の負担軽減が(腰痛)目的ですが、
患者さんの筋緊張の低下や体重測定→スケール付きのリフト、
リラクゼーションや下肢などの、創処置にも使用できると聞きました。
心臓血管外科の術後などで、ドレーンや点滴のルートなど
たくさん装着していても、スケール付きの寝台に移乗するより安全です。
数cm体が浮けば良いのですから。

同じ長野県なのに、佐久は東京へ行くよりも大変です。
時間だって同じくらいかかります。でも頑張って行って本当に良かった!
参加できなかった人は残念でしたね~。


いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 

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