指導医・研修医ブログ

あづみ病院での研修を開始して

 本年度より当院で、研修をさせていただいています初期研修医2年目の宮原尚也と申します。私は、信州大学たすき掛けプログラムで1年目に大学病院で研修し、2年目の研修先として当院を選択いたしました。

 この2カ月間は、血液内科で研修をし病棟で数多くの患者さんと関わらせていただきました。指導医の先生方の考え方や幅広い視点を見習いながら、少しでも多くのことを吸収できるよう日々勉強をさせて頂いています。初診外来や救急外来では、問診と身体所見から鑑別疾患を想起し必要な検査を考えていく過程が大変勉強になっています。大学病院と比較するとcommon diseaseが多いですが、稀な疾患や重篤な疾患を持つ患者さんが来院されることも少なくありません。どこか引っかかる部分があるときはスルーせずに立ち止まって考えることが重要であると日々痛感しています。

 私は訪問診療に興味があり、学生時代に当院の在宅支援科、消化器内科で実習をさせて頂いた縁もあり当院でのたすき掛け研修を選択しました。この2カ月間は、訪問診療にも同行し様々な疾患や背景を持つ患者さんの診療に携わることができました。患者さんが実際に住んでいる環境をじかに感じることができるため、どのような疾患を持っている患者さんなのかという視点だけでなく、どのような人生を歩んできた人なのかという視点に立って患者さんを診ることができることが訪問診療の魅力であると感じています。患者さんやご家族が一番住みよく安心できる環境を、共に考え作っていくお手伝いができることに喜びを感じながら研修しています。最後になりますが、上級医の先生方やスタッフの皆様方、地域の皆様方にこの場をお借りして感謝申し上げます。

 休日はドライブ、ハイキングやトレッキングをしながら春の安曇野、北アルプスを満喫しています。また、料理が好きで休日は新しいレシピに挑戦したりしています。

 
写真1:白馬村の大出公園です。北アルプスの山々を背景に桜が映え、大変綺麗でした。
写真2:白馬五竜です。新緑や高山植物がとても綺麗で、冬とはまた違った良さがありました。