WOCNブログ

医師との関係

 先日視聴した学会で、医師とのコラボレーションについてのセミナーがありました。
コラボレーションは「協同作業」とも言われていますが、「異なる視点を交錯させることで、新たな視点を見出し、新しい考え方を創出してゆくような仕事の仕方」という解説が私には一番しっくりきました。
普段、消化器外科の医師とは回診を一緒に回ったり、処置を一緒に行ったり、ストーマ外来でコラボをしています。
学会の演者は、「医師とのコラボレーションを円滑に行うためには、日頃からの情報交換、信頼関係の構築が大切」と述べており、「大腸外科医全員とストーマカンファレンスを開催し、情報共有を図っている」そうです。
ストーマ造設について、必ずフィードバックをしているとのことですが、私も同じようにしています。
ポジティブフィードバックばかりではありませんが、ネガティブフィードバックをしても、「患者さんのため」という共通の目的があるため、関係が悪化するようなことはありません。

回診中のやりとりが「怖い」と指摘されたこともありますが、そのことについても後日話ができるくらい、何でも気兼ねなく話せるような関係なのです。(自己分析)

心がけていることは、「アセスメント内容をすぐに伝えること」
外来診療中でも急ぎの場合は、1分以内で直接伝えるようにしています。
もちろん意見の相違もありますが、ディスカッションすることが大事で、結果がより良いものになることを目指しています。
私達には、忖度なんて存在しないのです。

5年位前に出雲大社にて撮影

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