WOCNブログ

食べる楽しみ

 褥瘡学会関東甲信越地方会は、オンライン開催で先月終了し、リンクナースと一緒に視聴しました。
教育講演の「誤嚥を予防するポジショニングと食事ケア」のPOTTプログラムは、初めて知った内容でした。
ちなみに、POTTプログラムとは、ポジショニング(PO)で食べる(T)喜びを伝える(T)の愛称です。

食事時のポジショニングの基本は、自立支援と誤嚥予防の視点 から体幹の安定、足底接地、頭頚部正中位で軽度前屈とのこと。
ベッド上での食事の際には、「足底接地ができていないことがあるのでは?」と考え、効果的な対策を検討中です。

食事介助が必要だった人が自力で摂取できるようになり、食事量の増加や食事時間が短縮したケースがあることが分かり、技術伝承中の POTTプロジェクトチームのセミナーを
いつか開催したいと考えています。
集合研修は難しいと思いますが、できることもあると思うので、ただ待つのではなく、何かアクションを起こそうと思っているしだいです。

「食べることと出すこと(排泄)は、セットで考えなければいけない」という気持ちが更に強くなりました。

昨年の台風19号で受けた他病院の浸水被害や復興、対策についての講演も参考になりました。避難訓練は毎年行っていたけれど、患者さんの転院や医療機器の搬出について想定していなかったとのこと。
医療機器にも、上の階に搬出できるものとできないものがあるため、全ての医療機器が搬出できる訳ではありませんが、様々なことも想定に入れた、取り決めと訓練が大事なのだと思います。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた