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色素沈着って

 学会でのお楽しみといえば、安部先生の講演やセミナー。
今回もミニレクチャーがあると分かり、参加を決めたようなものです。
タイトルは“色素沈着って何色?”

色素沈着について取り上げるなんて、さすがだと思っていましたが、学会長から直々の依頼だったとのこと。

色素沈着は茶色や褐色と表現されることが多いのですが、メラニンの沈着部位(深さ)
によって色調が変化し、メラニンが増えると濃くなります。
刺激を感じると、メラニン色素を作って皮膚を守ろうと、防御機能が働くためです。

過去に炎症を起こした証でもあるので、褥瘡の好発部位で発見した時や、座っている時間が長い患者さんなどでは、特に注意してもらっています。

ちなみに、皮膚の1番浅いところ(表皮~真皮表皮接合部)では黒色ですが、深くなるにつれて褐色・黒褐色、茶色・黒色、紫褐色、と変化し真皮深層では青色となります。
分かり易いのは、褐色・黒褐色の肝斑や、青色の蒙古斑でしょうか。

「私の好きな書籍に記載してあったなぁ~」とか思い出しながら聞いていました。
(現在は第3版が出版されていますが、私が持っているのは第2版です)

院内の研修では色素沈着について取り上げていますが、紫外線対策や皮膚を擦らないことなどが殆どだったので、次年度は色調に違いについて加えても良いかな。

東照宮三百年祭記念塔、待ち合わせの場所に利用されているみたいです。
地元の人と思しき方に、なぜか塔と私を2度見されてしまいました。
写真を撮る人は少ないのかな?

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた