指導医・研修医ブログ

白馬診療所での研修を終えて

 初期研修医2年目の村山です
12月〜1月の間、地域医療研修として、北アルプス医療センター白馬診療所に勤務させて頂きました。

夜な夜なよく分からない鳴き声が聞こえてきたり(ネコとタヌキはよく遭遇しました)
朝の家の周りの雪に点々とする獣の足跡を発見したり(キツネとサルも見ました)
天井を駆け抜ける怪音が聞こえてきたり(多分、屋根の雪が落ちる音でした)
夕方に自分の車が雪で覆われていたり(凍るとどうしようもない)
最初の頃は、正体がわからず驚きと微かな恐ろしさの連続でしたが、最後にはすっかり慣れて名残惜しさが漂うばかりでした。

▲真冬の白馬診療所

豪雪地帯のイメージでしたが、自分が滞在していた期間は雪が少なく、降ったとしても翌日の陽気で溶けてしまう程でした。
これもやはり、温暖化の影響なのでしょうか…

とは言え、雪が全くない訳でもなく、スキー・スノーボードといったウィンタースポーツ中に怪我をされた方々の診察もさせていただきました。
転倒や衝突には十分注意して、白馬を存分に楽しんでほしいなと切に願っております。

診療所のお仕事として、インフルエンザの予防接種も大勢の方に実施いたしました。
地域の健康に少しでもお役に立てていれば幸いです。
最近では新型ウイルス肺炎のニュースばかりですが、過剰な不安も禁物かと思います。
手洗いうがいの基本的な予防に勝るものはありません、徹底していきましょう!

また、外国人受診者を多く診察したことも大変貴重な経験となり、白馬での日常生活において、外国人の方が雪道を歩いている姿は当たり前の風景でした。
私の稚拙な英語による診療は大変に心苦しく、また不十分だったと反省する毎日でしたが、コミュニケーションの難しさ・大切さを強く実感することができました。
率直な感想として、語学の勉強をしようと思いました…

長いようで短い2ヶ月間、非常に中身のある研修の日々でしたが。様々なことを学ばせて頂いた診療所の日々に感謝でいっぱいです。
地域の皆さん、本当に有難うございました
また診療所のスタッフの方々にも大変お世話になりました、有難うございました

▲凍りかけの車12月最初の診療所

初期研修医 村山