循環器専門ナース 出張講座 IN 長野
9月15日に公益財団法人臨床心臓病学教育研究会(JECCS)が主催する、『循環器専門ナース研修出張講座IN長野』に参加させていただきました。当院の看護師にこのJECCS循環器専門ナースOGの大月さんがいます。
JECCSでは循環器専門ナース研修を年2回開催しており、最新の循環器動向などを含め循環器に関する知識を幅広く学ぶことができる人気のコースです。今回の出張講座は、「循環器専門ナース研修コース」に、抽選もれなどで参加できなかった看護師や、自分たちの地域でも同じような研修会を開催して欲しいという修了生など、全国の多くの看護師からの要望があり生まれた新しい企画ですが、なんと当院で初めて開催されました!
▲研修会の様子 ▲ロールプレイ中。患者役、看護師役、医師役で診察をしている場面
私たちは病棟看護師であり、主に循環器、内科を担当しています。現在、超高齢者社会となり、心不全のパンデミック時代と言われています。日々の業務で、患者さんの苦痛の緩和、異常の早期発見を心がけていますが、患者さんに負担にならないよう素早い対応ができるよう知識取得したいと思い参加しました。
今回の講義では心臓病患者を看るスキルを身につけようという目的で、フィジカルアセスメントや日常生活支援についてグループワークを行い、アセスメント技術を学習しました。午前は具体的なデモストレーションが行われ、そのかかわりについてグループワークが行われました。そこでは普段の知識、観察、技術、アセスメント能力の大切さを痛感しました。
午後からはデモ人形のイチローを使用し、心音の正常、異常、心臓診察の聴診実習も行いました。日々患者さんの看護をさせていただく中で、フィジカルアセスメントは患者さんの苦痛を最小限にして情報を習得することができます。今回学んだことを、今後の看護に活用していきたいです。
▲心音が勉強できるデモ人形「イチローくん」 ▲疾患別の心音聴診実習できる「聴くゾウ」
3階病棟 看護師 和泉 真実、高野和泉、小林玲香