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立ち見でも聞きたいっ!

 先日参加した学会で、久しぶりに立ち見でセミナーを聞きました。

安藤WOCNが講師の「ベテランはストーマをこのように観察している」
研修中にも講義を受け、印象に残っている講師の一人なので楽しみにしていました。
 
仰臥位から座位になった際の腹壁の変化や、ストーマ旁ヘルニアの変化などを動画で見ましたが、漏れる原因が良く分からない場合など、参考になったことと思います。
体位の変化に伴い、腹壁の状態が大きく変わるオストメイトもいらっしゃるため、常にいろんな状態を考えて装具選択をすることが大切なのです。
漏れない管理は鉄則ですが、漏れた時のアセスメントをきちんと行うことで、次へ活かすことができるので、疎かにしないように心がけています。
ルーペを使い皮膚状態を観察することで、肉眼的に分からない皮膚トラブルを早期に発見できることもあるため、安藤WOCNは常に使用しているそうです。
患者さんも「しっかり見てもらっている。」と満足度も高くなるそうなので、一石二鳥ですね。
創傷では私も使用することがありますが、これからはもっと色々な場面で使用してみよう思います。
内容も伝え方も「さすが」と唸らせるようなセミナーは、立ち見になることを覚悟しないといけませんね。
 
*名古屋飯、美味しいものばかりです。
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クイック レスポンス 

 今月上旬、メーカー主催のセミナーに参加しました。

看護理工学分野の研究員さんの講演が聞きたかったのが最大の理由です。
当院は標準マットレスに、完全防水カバータイプの物を使用しています。
現在は、一般科病棟のみで使用していますが、いずれ他の場所でも使用したいと考え、
申請を上げている最中。。。
完全防水カバーというと、「蒸れるのではないか」とか、「かえって不快なのではないか」と
思われがちですが使用している患者さん達からは好評です。
以前使用していたマットレスでは、「お尻が痛い。」といったご意見を頂きましたが、
現在は無くなり交換して良かったと実感しています。
マットレスを選択する上で衛生管理は重要ですが、完全防水マットレスに付着した汚れは清拭消毒ができるため感染対策にも有効です。
セミナーでも、マットレスの種類によって汚染がどこまで進行するか、動画で見ることができとても参考になりました。
認定看護師の役割のひとつに、中間ユーザーとしての役割があり、日頃から営業担当者に作って欲しい製品や、改良して欲しいところなどお願いをしています。
セミナーアンケートにも要望を記載する欄があるため、今回も作って欲しい製品を書きました。
すぐに担当者から連絡が入り、現在試作品を作っているとのことで実物を見せて頂き、
またまた細かくお願いをしてしまいました。
要望から製品化まで、短時間で行ってしまうメーカーの努力に脱帽したばかりでしたが、(12月に発売された製品の件で)今回も意見を取り上げて頂き、とても嬉しく思っています。
「クイック レスポンス」見習いたいですね。
 
*セミナー会場のまつもと市民芸術館。
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皮膚の虜~ひふのとりこ~

 2012年1月末に8ヶ月間の認定看護師研修を修了し、2月1日から職場復帰しました。

研修前は訪問看護に従事していたため、修了と共に外来へ異動となり、
皮膚科外来へ配属されました。
当時は電子カルテの操作方法や、外来業務、救急外来業務を覚えながら、試験勉強もしなければならないという日々。。。
もう、いっぱいいっぱいです。
 
こんな状態で審査に合格できるのか、合格できても活動がどうなるのかなど、
不安な日々を送っていました。
そんなある日ふと、皮膚科の案内を見上げた時、
「皮膚科の『膚』という字が『虜』によく似ている!」と感じ
「いつか、皮膚の虜と思える日が来るのかな?」と思ったことを、
昨日のことのように思い出します。
 
あの頃、「皮膚科にばかりいないで、たまにはうちにも来てよ。」と言われたDrに、
今では「人使いが荒い!」と言われ、
心の中で「こんなのまだ序の口ですよ」とつぶやきながら、
もう完全に皮膚の虜になった自分を自覚するこの頃なのです。
 
 
*願い事を結んでくれるという「四柱神社」
 
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学習会のあと。。。

 前回、排尿自立指導について、看護部対象の学習会を開催したことを投稿しましたが、

今回はその後についてです。
指導料は、地域包括ケア病棟では算定ができません。
精神科病棟は対象ですが、まずは一般科病棟から始めようということになり、
内科系の病棟、外科系の病棟、整形外科の病棟の介入を行っています。
病棟の特徴から、介入が難しいと考えていた病棟が、学習会後からは積極的に依頼をしてくれるようになりました。
案ずるより産むが易しですね。
最近、電子カルテの掲示板に、カテーテル抜去についてのコメントを見かけるようになり、とても嬉しく思っています。
学習会の時医師あるあるとして、
「留置の指示はしても、抜去の指示は遅れがち。。。」
「食上げ(流動食からお粥、常食と形態が変わること)や入浴の許可なども、なかなかでない。」ことを話しました。
「排尿日誌を記載するのに医師の指示をもらう必要はなし。」
「ブラッダースキャンを(残尿を測定する機器)使用するのに医師の指示はいらない。」
ことも話したのでそれも良かったのかなと感じています。
(先生方が聞いていたら怒ったかな)
電子カルテのトップページに学習会のお知らせを載せてもらったので、
カルテを開く度に嫌でも目に入ったことも、サブリミナル効果が働いたのかもしれません。
これからは、データで介入の効果があったと実証できるように、
チーム一丸となって頑張ります!
 
*弘法大師像
 
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