精神科ブログ

実習感想 5月23日~6月4日

 

 あづみ病院での実習は私がこれから医師となり、臨床の場に出ていくにあたって大変実り多いものでした。

 白馬診療所では、高血圧や糖尿病といった生活習慣病から外傷や骨折などの外科疾患まで、小児からお年寄りまで、本当に「何でも診る」のを目の当たりにし、地域医療の究極の姿に触れた気がしました。同時に、医師となるにあたり、自らの専門を究めていくことと並び、分野を横断した広い診療技術を身に着けていくことの重要性も再認識いたしました。

 在宅支援科で訪問診療に同行させていただいた際は、あまりの忙しさに驚きました。先生は、患者さん一人一人をていねいに診察し、次から次へと移動し、移動の合間の車中でもカルテを書いたり、他職種や病院と連絡を取ったりと、息つく暇もない半日でした。それでも最後に「今日はまだ忙しくなかったよ」と話された先生の笑顔が印象的でした。

 精神科ではなにより外来にて初診患者さんの予診を取らせていただき、先生方の診察に同席させていただいたことが勉強になりました。当初は不慣れや緊張もあり、患者さんを怒らせてしまったり、うつ状態にある患者さんに希死念慮の有無を聞き忘れたりといった失態を演じましたが、先生方の熱心なご指導により、2週間の実習を終えるころには少しはましな問診ができるようになったかと私なりには思っております。学生に精神科の予診を取らせてくださるというのは他の実習プログラムを見渡してもあまりないと思います。大変貴重な経験でした。また、予診後はすぐさまベテランの先生方の問診や診断を拝見し、自分のそれと比較できますので、記憶に残り易く学習効果が高かったです。

 最後になりましたが、本実習を受け入れてくださったあづみ病院の村田志保先生をはじめ各先生方、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。先生方の医学に関する高い御見識と患者さんに対する温かい眼差しは私が理想とする医師像そのものでした。私もいつの日か先生方のような ”cool head” ”warm heart” とを兼ね備えたドクターになれますよう、本実習で得たことを糧に今後とも勉強してまいりたいと思います。

ありがとうございました。

東海大学 医学部6年 佐川 悠毅

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救急外来カンファレンス

 
本日の救急外来カンファレンスは胸背部痛をテーマに演者は初期研修の春原先生
スーパーバイザーは西澤統括院長、富田副院長、東方診療部長、
薛地域医療部長
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