精神科ブログ

実習の感想

信州大学 アドクリ 富田先生の感想文です。 

 「今回の精神科実習は4週間という短い期間でしたが、病棟・外来・往診をはじめ、各勉強会やデイケアへの参加をとおして、多くの経験をさせてもらいました。
精神科ならではと一番感じたのが朝会です。毎朝、精神科に関わるスタッフが集まって、入院患者の容体や外来の予定、在宅等の情報を共有しています。精神科においては、退院が治療の終わりではなく、その後のサポートも重要な役目の一つなのだと感じさせられました
また、初診の外来患者さんの問診をとらせて頂いたのですが、予想以上に難しく緊張感をもって取り組むことができました。どれだけ患者さんが自身の事を話してくれるかは医師の技量にかかっていて、それは一朝一夕で手に入るものではないと痛感しました。
その他に、摂食障害教室や断酒会の見学もさせてもらえました。患者さんのみならず、その家族や周りの人達がいかにして自分の現状と向き合っているのか、どのようなサポートが必要なのかを目にする事ができました。

最後に、先生方をはじめ精神科スタッフの皆様、手厚くご指導していただき本当にありがとうございました。」