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Kiss&Cry
今年も残すところあとわずか。。。
一年間を振り返ると、ツイていた事とツイていない事、
良かった事と良くなかった事が、極端だった面白い一年でした。(私らしいのかな?)
ツイている時はWOCの神様に感謝し、
ツイていない時には「自分の好きなことができるのだから、こんなに幸せなことはない!」と
自分を励まして乗り越えました。
今年の漢字は「税」でしたね。
私が今年を漢字一文字で表すとしたら、迷わず「縁」を選びます。
対人関係だけでなく、色々な意味で良縁に恵まれた年でした。
通所施設で使用したかったエアーマットを寄贈していただいたり、
オストメイトが安心して利用できる事業所を探していたら、
介護施設に勤務するオストメイトや、オストメイトの介護者に出会うことができました。
場所は名古屋に縁があり、ためになる書籍やセミナーにも縁がありました。
逢いたかった人達にも出会う機会があり、長くお付き合いができるといいなと思っています。
親しくなれたきっかけは色々ですが、「袖振り合うも多生の縁」なのではないでしょうか?
別れもありましたが、縁があればきっとまた逢えるのではないかと考えています。
来年もまた良縁に恵まれることを期待して。。。
良い年をお迎え下さい。
写真は熱田神宮の「信長塀」です。
桶狭間の戦いの前に、熱田神宮に立ち寄り、必勝祈願をしたとされており、
勝利したあとお礼参りに訪れ、お礼として寄進したのがこの塀なのだそうです。
土と石灰と油で練り固めた塀ですが、現存していることに感銘を受けました。
補足:キス&クライとは
フィギュアスケートの大会で、演技を終えた選手とコーチが採点の発表を待つための場所。
高得点が出た時はキスをする程の喜び、
クライは低得点だったときに悲しんだりすることの象徴。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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大人気の理由
前回、安部先生のセミナーを受講したことを投稿しましたが、今回は続編で
セミナー会場の雰囲気や、私が感じたことを投稿させていただきます。
今回のセミナーを受講するまでは、正直なところ「セミナーに行かれない人は書籍を購入して、読み込むのもありかな~」なんて思っていました。
しかし、受講してみると「この楽しさを実感した方が良い!」と考えが変わりました。
1日しっかり学習できるのですが、内容に飽きるようなことは全くなく、
程よい緊張感で集中できました。
飽きさせないのは、講義内容が分かりやすく、ためになることはもちろんですが、
トークが楽しく笑えること、先生が現場の看護師やケアスタッフのことを理解して下さっているのが感じられること、声が聞き取りやすく話すスピードも丁度良い、などの理由が挙げられます。
他にも、1~4まで分かれたperiod が終了する毎に、知識の確認として問題が出題され、最後まで残った人にはプレゼントが待っているという企画もいいですね!
理解度の評価という点で、知識の確認は大切なことなのです。
難しい問題ではなく、講義を聞いていれば分かるのですが、関係のないことも出題されるため、(例えば自民党本部の売店で売っていない物とか)意外性があっていいと思います。
起立したまま7秒間で答えを考えて、グー・チョキ・パーで答えを表し、間違えたら着席するので会場は盛り上がっていましたよ~。
セミナーの休憩中や質疑応答の時間は、たくさんの質問があり
先生はひとつひとつ丁寧に答えていらっしゃいました。
質問が出るのは内容を理解している証拠であり、気軽に質問ができるという雰囲気も、
先生のお人柄を表しているのでしょう。
実践しているケアに疑問を感じることや、より良いケア方法について考えるのは、
素晴らしいことなので聞いていて嬉しくなりました。
私も質問内容を聞くことで現場の悩みや疑問が分かり、勉強させていただきました。
セミナーをきっかけに、外用療法やWOC領域、皮膚科学について興味を持って下さる方が増えてくれるといいですね。
まずは、同僚や友人にセミナー内容を伝えることから始めて欲しいです。
帰りの新幹線から見えた満月のように、とても満ち足りた気持ちで帰路に就きました。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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外用療法指導は難しい!?
先日、安部先生の外用療法についてのセミナーを受講しました。
講義の中にもありましたが、私も大事だと思っているのが、
外用薬(ステロイド剤)の使用量について。
「フィンガーティップユニット FTU」です。
5g入りチューブの場合、人差しの腹側に、指先の先端から第一関節までの
長さだけ出した量が約0.5gなので、それを手のひら2枚分の広さに塗るのが適量であり、
1FTUとなります。
容器入りのステロイド剤の場合は、大豆1個分が1FTUに相当する量です。
保湿剤は、グリーンピース1個分で手のひら1枚分。
サンスクリーン剤は、パール2個分を顔面全体に塗ると効果的と言われていますが、
正確な量ではないため、大体の目安として捉えると良いと思います。
ステロイド外用薬の場合、顔面や陰部、乳幼児や高齢者、皮膚のバリア機能が破綻している状態では、吸収率が高くなることで副作用が出やすくなるため注意が必要です。
セミナーの最後に「パール大はどれ位の大きさなのでしょうか」という質問がありました。
花珠と言われるような高級パールをイメージするのとしないのでは、差がでるため
とてもいい質問だと感じました。(パール大は6~7mm程度)
先生の資料や書籍では、大豆の写真と外用薬を並べて比較しているので、良く分かりますが、
実際は、口頭で指導されても忘れてしまったり、自己判断で量を決めている患者さんが多いと思われます。
適切な量を塗布することが肝心で、治療の効果はセルフケアに左右されることもあり、
丁寧な指導することは、とても大切なのです。
これから手荒れが気になる季節になりますが、1日4回以上塗布することで
有用性が上がるそうです。
手洗い後は水分を良く拭き取り、ハンドクリームを塗布して、綺麗な手を保ちたいですね。
難しいと思った方は、出勤前や昼食前後、帰宅時、就寝前など続けられそうな
時間帯で試してみたらいかがでしょうか?
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた
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患者さんからの学び
当院が契約している寝具のリース会社さんには、ボックスシーツがないため、
苦肉の策として、サイズの大きなシーツを体圧分散マットレスに使用しています。
小さなシーツを使っていた時は、「端を縛る」という褥瘡対策としてあまり良くないことを行っていました。
シーツを縛ることで体圧が上昇し、マットレスの効果が減少することを学習会で説明し、
リース会社さんとも何度も何度も打ち合わせをして、
大きなサイズのシーツをリースするようになりました。
特別問題もなく、大丈夫だと思っていたのですが、ベッドアップをした時などは、
シーツが大きいことでかえって患者さんに不快感を与えていたことが、今回初めて分かりました。
ある患者さんの病室を訪問したところ、
「シーツがずれて、気持ち悪い。」との貴重なご意見をいただいたので、
体圧分散マットレス専用の、ずれ難いボックスシーツを購入する方向で、
検討しています。
エアーマットを使用している患者さんからは、使用感などをお聞きすることが難しい場合が多いので、今回のご意見を褥瘡対策の参考にさせていただくつもりです。
その患者さんには、他にもご意見をいただいたので、
「良い方法を考えること」「また、お話を伺いに来る事」を約束し、
退室しました。
患者さんから学ぶことはとても多く、よくお話を聞かせていただこうと
思いを新たにしました。
写真は、京都のお寺で撮影した三鈷の松です。
葉先が三つに分かれている珍しい松の古木と説明がありました。
三鈷は智慧・慈悲・真心を表し、この松の葉を持っていると三つの福が授かると言われているそうです。
あやかりたいですね。
ブログを見てくれている皆さんにも、福が授かりますように。。。
いつもありがとうございます。 WOCN ふりはた