精神科ブログ

認知症の研修会

認知症治療の研修会。
かつてないくらい大勢の関係者があつまりました。
「もの忘れ外来での家族、患者からの学び」
北信病院認知症認定看護師、小林 理恵子先生



「認知症の神経心理学的アプローチ」
安曇総合病院リハビリテーション科浅野昌宏先生
 
テイストの違う2つのお話の組み合わせで好評だったようです。

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風光明媚な池田町

安曇総合病院は北安曇郡池田町にあります。


秋になると7色に紅葉する大峰高原の大楓・・・。
今はさわやかなグリーンです。

病院から車で10分ほどでたどり着きます。
春は奈良の吉野に匹敵するといわれる陸郷の桜の郷
夏はホタル祭りの開かれる花見(けみ)
秋の大峰高原の7色の大楓
北アルプスを望む景色だけでも素晴らしいですが、四季の見どころの多い風光明媚な池田町です。
美しい村連合にも加盟しています。

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平成26年度アルコール依存症臨床医等研修(医師コース)

 7月1日から4日まで神奈川県横須賀市久里浜にある独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターに研修に参加させて頂きました。

 
全国の都道府県、政令都市から精神保健福祉センターを通しておおよそ1、2名ずつ合計68名のアルコール関連障害に携わっている医師が集まって研修会が行われました。

 
その内容としてはタイトルだけ挙げてみても
 
『依存症精神医学、アルコール依存症者の心理社会的治療、アルコール関連問題の予防と介入、女性アルコール依存症、アルコール関連問題に対する社会医学的アプローチ、アルコール内科学、動機づけ面接、高齢アルコール依存症、アルコール依存症の薬物療法、再飲酒予防トレーニング、アルコール代謝酵素の遺伝子多型とアルコール依存症と癌、アルコール依存症と家族』と非常に多岐にわたっておりました。  
実際のアルコール関連障害の治療に携わっている身としては実に多くの知見を得ることが出来ました。
他にも医療全体で見たときに非常にマイナーである精神科の中でさらにマイナーな分野であるアルコール関連障害に、携わっている医師が集まり交流が持てたことは私にとって非常に得難い経験となりました。どこの施設でも困っていることや、自負していることそれぞれ違っていて勉強になりました。それと同時に非常にアルコール関連障害の治療の困難さや必要性を実感しました。実際の久里浜医療センターでのアルコール関連障害への治療やプログラム、勉強会を経験させて頂いたので当院での治療やプログラムにも活かしていける部分を研究したいと思います。また同施設でスタッフとして働いている私の大学時代
の同期にも会うことが出来たのは非常に良い刺激となりました。
 
また8月26日に安曇野庁舎で行われる『平成26年度アルコール問題研修会』でアルコール健康障害に対しての支援機関(医療・警察・消防・保健福祉・市町村・教育・障害福祉・自助グループ・回復施設)に向けて『当院のアルコール依存症への取り組み』というタイトルで講演会をさせて頂きます。
→詳しくは長野県精神保健福祉センター 
 
その際に一緒に講演をさせて頂く瀧村剛先生にも非常に多くの事をご指導頂きました。
(瀧村先生は厚生労働省がん対策・健康増進課  アルコール対策専門官で行政のアルコール対策に取り組まれております) 
 
安曇総合病院 精神科 雨宮光太郎
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アジサイの花。

スタッフステーションの紫陽花。
だれかのこういう気遣いが嬉しいですね。
 
研修医が仕事中。

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精神科研修の感想

 今回の精神科研修はわずか5週間(週4日)の短い期間でしたが、病棟・外来・往診とその他の活動をとおして、実に多くの経験や気づきを与えていただきました。

 
私にとってまず印象的だったのは「朝会」です。精神科病棟では毎朝、精神科診療にたずさわる院内全ての職種が輪になって「朝会」が開かれ、入院・外来・在宅の情報共有が行われます。他の診療科と異なり、精神科において退院の転帰が「治癒」となることはほとんどありません。当事者は退院後もしばし病気・障害と付き合っていかなければなりません。そのために、他のどの診療科よりも多職種(院内外を問わず)との連携プレーが不可欠です。
 
精神科が対象とする疾患は、うつ病、統合失調症から、発達障害、人格障害、薬物・アルコール依存症、認知症まで多岐にわたりますが、それぞれにおいて、多職種連携のサポート体制が整えられていました。病院での入院・外来というのは、あくまでもその一要素にすぎないということを痛感しました。研修中、病院外での様々な活動も多く見学・経験させていただきました。断酒会やAA(アルコールアノニマス)、精神病当事者の会、認知症の介護家族会、地域活動支援センターなどです。
 
同時に、日本において「精神科」に対する偏ったイメージが依然として根強いことも分かりました。退院後の地域社会や職場への復帰には、周囲の人たちの正しい理解が必要です。外来初診でみえる患者さんでさえ、多くがそういったことを口にして周囲の目を気にされています。また戦後の日本で、諸外国と比べ何倍も多い精神科病院がつくられてきた歴史的経緯を知ることで、今日と未来の精神医療の課題がみえてきたと思います。
 
先生方をはじめ全てのスタッフの皆様、優しくご指導いただき、また貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
 
 
 
北信総合病院 初期研修医2年目
(東京医科歯科大学医学部附属病院初期臨床研修プログラムⅠ) 栗原泰幸
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歌のプログラム

病棟での集団作業療法の人気プログラムに歌のプロラムがあります。
残念ながら音楽療法士は退職してして生演奏、生歌はなくなりましたが、残してくれたCDで続けられています。

 
高齢者の入院患者さんを中心に懐メロ、童謡などを皆で歌っています。

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夏の収穫

 
野菜のプロマイド