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今年の桜は。。。
当院の敷地内でも、やっと桜が満開を迎えました。
今年の桜はやけに綺麗に見えます。
桜には変わりがないと思うので、私の気持ちに余裕がなかっただけ?
ここ数年は忙しかったから。。。
仕事は山積していて、気持ちに余裕があるのもどうかと思いますが、
通勤途中でも桜が綺麗な公園があり、あと少しだけ桜を楽しめそうです。
WOCN ふりはた
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My アベノミクス
アベノミクスといえば、一般的に安部内閣の経済政策のことを言いますが、
私にとってのアベノミクスと言えば、
大ファンの安部正敏先生の存在のことを指します。
先日もこんなエピソードがありました。
ケープ社の甲斐さんと面談の時間を約束する際に、
「その日は皮膚科外来の日なので、あまり時間が取れないけど」なんて言っていました。
しかし、面談の始めにセミナーの案内をいただき、講師の一人が安部先生と分かった
とたん「嬉しい!」と「絶対に行く!」連呼し(周囲には誰もいませんでした)
時間がないと言っていたにも係わらず、安部先生の話をし続け
結局、面談時間が長くなってしまいました。
甲斐さんにも「そんなに喜んでもらえて、雨の日に来て良かった。」
「降旗さん、本当に嬉しそうですね。さっきからそれ(セミナーのパンフレット)しか
見てませんよ」と言われてしまいました。(同行していた二人も苦笑していました)
恥ずかしいことに、似たようなエピソードは多々あります。
アドレナリンが多量に放出されると大変です。
「甲斐さん 私 頑張るよ。」なんて言ったりして意味が分かりません。
① セミナーの参加者が増えるように、スタッフに声がけをする
② セミナーの内容がより分かるように自己学習をする
③ 当日はより前の席に座れるように、早く会場入りをする
頑張る内容は①~③だと思われますが、訳もなく「頑張る!」と言ってしまいました。
これほどテンションを上げる必要は、全くありませんが、
スタッフのモチベーションを上げられるような、WOCNになりたいと
改めて感じたしだいです。
家の庭に咲いたラッパ水仙です。花言葉は「尊敬」です。。。
WOCNふりはた
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V.A.C.Summitに行って来ました
3月29日土曜日、セリルアンタワー東急ホテルにて、
V.A.C.Summit 2014 in Tokyoが開催されました。
すごいタイトルですが、KCIさん主催の局所陰圧閉鎖療法の研修です。
“NPWTに関連する外科系診療科どうしが互いに学びあう”
このような研修に参加しても良いのか、場違いな感じもしましたが
WOCNも問題ないとのことだったので、遠慮なく参加させていただきました。
NPWT 局所陰圧閉鎖療法とは・・・
創傷を創傷被服材などで密封し、吸引装置を使って創に陰圧をかけることにより、
治癒を促進させる治療法で
創傷治癒のメカニズムとして
1、 創収縮の促進
2、 過剰な浸出液の除去と浮腫の軽減
3、 細胞・組織に対する物理的刺激
4、 創傷血流の増加
5、 細菌量の軽減 が挙げられます。
プログラムは
NPWTの理論と実践<Wound Bed Preparationに基づく創傷治療>
<陰圧閉鎖療法の臨床適応 術後創傷治療の実際>
心臓・大血管手術後創傷への挑戦
腹部手術創傷への挑戦
<Wound Managementの保険診療2014>
パネルディスカッション
腹部手術創傷やディスカッションの内容が勉強になりました。
ここでもメンテナンスデブリードマンが話題に上がり、
(フットケア学会 ぱーと2で書きました)
「鋭匙を使用したデブリ看護師には出来ないが、ガーゼで擦ったりするのは問題ない」との見解だったので、感染予防のためにも行っていきたいと思いました。
NPWTの症例の経験はありませんが、忘れないように時々はこのような
研修に参加したいと思います。
渋谷駅に向かう途中の歩道橋から桜が綺麗に見えたので、写真を撮りました。
県内の桜の開花が待ち遠しいです。
WOCN ふりはた
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フットケア学会に行ってきました ぱーと 2
学会2日目は、8時からのモーニングセミナーから参加です。
テーマは、“バイオフィルムに着目したアセスメントとケアのポイント”
埼玉医科大学 佐藤 智也先生が演者でした。
バイオフィルムは顕微鏡下でしか見ることはできませんが、
成長すると存在を目で確認できることがあります。
代表的な例が、歯のプラークや台所の ぬめりなどです。
難治性の創傷はバイオフィルムの影響を受けている場合があり、
見た目が綺麗な肉芽でもバイオフィルムが検出されることがあるため、要注意なのです。
先生は映画の「トロイの木馬」を例に挙げ、「先入観は身を滅ぼす」と
おっしゃっていました。
肝に銘じておきます。
その後はシンポジウム
糖尿病足部潰瘍の予防的治療
~創傷治療だけじゃない!創傷を発生させないための治療をいかに~
教育講演
爪変形はなぜ起きる、どう防ぐ、どう治す?
ランチョンセミナー
フットケアをはじめよう!~重症虚血足にしないために~
教育講演
皮膚・排泄ケア認定看護師が実践するフットケアの実際 まで受講して帰りました。
爪変形の講演では、塩之谷 香先生と門野 邦彦先生が分かりやすく講義をして下さいました。お二人とも整形外科医というのがびっくりでした。。。
色々な病院で治療困難と言われた爪を先生方が、
正常な爪に治しているスライドを何枚も拝見しました。
「学校でプールの授業が受けられなかった。」「お風呂に入る時は、いつも浴槽に足を出していた。」「高校生活の間連日通院し、それがなかったらもっといい大学にはいれたかも・・・」
など患者さんのQOLに関係するエピソードも聞きました。
「陥入爪に伴う炎症性肉芽は爪が食い込むことが原因で、細菌感染が原因ではない」
と聞いた時には、かなりショックを受けました。
確かに。。。おっしゃるとおりです。。。
「褥瘡と同じようにどうして考えられないのか?」
もう何も言えません。謝りたい気分です。
「爪きりは誰に仕事なのか?」という質問に決まった答えはなく
「爪きりに興味がある人のところに集まってくるというのが現状です。」とおっしゃった先生の言葉にも大きくうなずくしかありませんでした。
ランチョンセミナーでは、フットケアで何ができるか
川崎医科大学総合外科学 森田 一郎先生が 熱く・熱く・熱く語っていらっしゃいました。
「諦める」とは・・・ 明らかに+極める
「明らかに極めない限り辞められない。」
諦めようと思っていることがある私には、相当効果的なワードです。
「来年のフットの日(2月10日)にはここに参加している皆さんは、何かをして下さいね。」と宿題もいただきました。
いいひふの日(11月12日)もあるし。。。何か考えたいですね。
学会に行く前は「もう帰ってこないかもしれない。。。」と言っていましたが、
そんなことはすっかり忘れ、ご機嫌で月曜日に出勤しました。
学びも多くフル充電できた学会でした。
*バイオフィルムや爪に関してすぐに、皮膚科医の枝光先生に伝達しました。
*最近、色々と混乱していることが多く、この原稿も広報担当者にデータを渡したつもりで
いましたが私の勘違いでした。
「大丈夫かしら。。。」と真剣に心配している今日この頃です。
WOCN ふりはた