スタッフブログ

第139回ハートフルメッセージ★がん検診

 当院副院長で消化器内科部長の村木崇医師が、abn長野朝日放送の番組「信州がんプロジェクト~知ろう、考えよう、がんのこと~ハートフルメッセージ」(2月18日放送分)に出演しました。
内容は、「がん検診」
がんは日本人で2人に1人がかかる身近な病気です。池田町の北アルプス医療センターあづみ病院では、1週間に1人以上が大腸がんと診断され、そのうち3人に1人が内視鏡手術で切除を行っています。消化器内科部長の村木医師にくわしく聞きました。

内容は「がん検診」についてです。動画はこちら

スタッフブログ

オンライン説明会へ出展します!

こんにちは。

臨床研修管理委員会事務局です。
ブログがご無沙汰してしまい申し訳ありません。
本日は、今月開催される各オンライン説明会についてお知らせいたします。

3月になり医学生も本格的に研修先を決める時期となってまいりました。
当院でも医学生のニーズに合うような説明会への出展を予定しております。
各説明会において、研修医が研修中の様子はもちろん、当院や地域の魅力などを直接お話しさせていただきますので、ぜひご覧ください!!
多くの方にご視聴いただけることを楽しみにしております!!
レジナビFairオンライン 長野県2022 第2部 ~臨床研修プログラム~≫
★3月5日(土)
★11:00~11:30

マイナビRESIDENT WEBセミナー
★初期・専門を一貫して経験できる病院特集
★3月9日(水)
★18:30~20:00
★19:30~院内見学ツアー実施します!!
説明会だけでなく「オンライン病院見学」を随時受け付けております。コロナ禍でなかなか病院見学ができない方も気軽に参加できます。
ご希望の方は、ぜひお問合せください。

指導医・研修医ブログ

白馬診療所での研修

研修医2年目の丸山です。

 12月と1月の2カ月間は白馬診療所で研修をしました。
白馬村は雪の量も多く、スキー場も多く存在する地域です。なかなか普段これほどの積雪を見ないため、最初に白馬村に到着した際も雪の量に驚きました。ただ、白馬診療所近くの宿舎を利用することができたため、通勤において積雪に困ったりすることなく、非常に便利な環境で過ごすことができました。コンビニエンスストアも近く、とても良い立地の宿舎でした。
 白馬診療所では、初診や再診の患者さんも多く来院しますが、この時期なのでスキー外傷や発熱の患者さんも高頻度で来院されました。本院の救急外来の当直業務では、緊急性の高い疾患のみを考慮して診察を進めれば問題ないですが、日中の外来診療においては、緊急性は高くないが放置すると重篤性が高くなる疾患に関しても考慮する必要があるため、非常に勉強になる研修でした。2年間の研修で学んだことをもとにして問診・検査・処方を行い、上級医の先生方にご指導いただきながら診察を行いました。
 白馬診療所では非常に充実した2ヶ月を過ごすことができました。忙しいにも関わらず優しく丁寧にご指導くださった白馬診療所の方々、本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。今回の研修で学んだことを今後の診療で生かしていければと考えております。

雲の切れ間から見えた朝日

初期研修医丸山

フレッシュナースブログ

2021新人研修~KYT、在宅へ向けての看護、目標の振り返り~

 こんにちは。寒い日が続き、こたつと暖房が欠かせない毎日です。最近は実家に帰省し、家で採れた冬野菜をもらいました。実家の野菜を使い、鍋でもしようかと考えています。

12月の新人研修ではKYT、在宅への視点、目標の振り返りを行いました。

・KYT
 KYTとは「危険(K)予知(Y)トレーニング(T)」のことで、看護場面に潜む危険を話し合い、予知と対策を行う訓練のことです。1枚の患者さんと看護師が描かれている場面からどんな危険が予測できるかを複数人で話し合い、最も重要だと思う危険のポイントをまとめました。複数人で話し合うことにより、新たな発見もありました。医療現場は常に危険と隣り合わせであり、多くの危険が潜んでいます。私たちはそのことを約9か月間、現場で働き身をもって経験してきました。これからも常に「安全」ということを念頭に置き、危険を予測し対策を立てていきたいと思います。

・在宅への視点
 入院患者さんはいずれ自宅や施設へと退院していきます。入院中から退院調整は必要であり、患者さんや家族の意見が重要となっていきます。そして、患者さんとその家族の思いが一致していることも重要となります。しかし、家族は退院後の患者さんの生活を想像することができないことが多く、医療者との考えにギャップが生じます。そのため、医療者からの家族への情報提供は必要不可欠なものとなります。入院中から自宅での生活をイメージし、自立した生活ができるように支援していくことが重要であると学びました。入院中のみの看護で終わるのではなく、退院後のその先の生活も見据えて看護をしていきたいと思います。

・目標の振り返り
 最後は9月~12月の目標の振り返りを行いました。入職して約9か月が経ち、私たちも業務を任されることが多くなってきました。みんなで目標を振り返り、改善すべき点は何か、どうすれば達成できるかを考えました。引き続き、目標達成できるように業務に取り組んでいこうと思います。

 

 

4階病棟:伊藤

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初期研修の近況の報告

 初期研修医2年目の保川信です。
 この記事を書いているのは12月なのですが、すでに雪が積もっており外の景色は綺麗で空気も澄んでいます。
 残りの研修もわずかで、時が流れるのはとても早いと感じております。昨年の4月頃は、ちょうど感染症が流行り始めた時で外出中に非常に強い閉塞感や停滞感を感じました。
 現在は、そのような事も無く過ごせていて平穏のありがたみを噛み締めております。研修の内容が一部変更になったり、休日の過ごし方が制限される等難しい状況でしたが、概ね希望通りの研修ができたと感じており良かったと思います。
現在は、脳神経内科をローテートしていて目眩(めまい)、脳梗塞、脳出血などを学んでいます。残り数カ月で初期研修は修了ですができることをやっていきたいと感じています。

医局カンファレンスでの症例報告の様子です。

初期研修2年目 保川 信

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病棟でメリークリスマス!

 クリスマスの時期がやってまいりました。5階病棟(地域包括ケア病棟)では12月7日に毎年恒例のクリスマス会を開催しました。今年も感染予防対策をしっかりと行った上で実施しました。

この日のために、患者さんがクリスマスの飾りを可愛く素敵に作ってくださいました。

 
スタッフはサンタクロースやトナカイの衣装に身を包み、まずは要介助部屋を巡回し、ハンドベルとリコーダーで「きよしこの夜」「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」の3曲を演奏しました。
音がズレたりしながらも、みなさんが温かい眼差しで見守ってくださいました。普段表情が少ない患者さんも「メリークリスマス!」とベッドを訪問すると、自然と笑みがこぼれていました。

 

次にデイルームで演奏。ハンドベルとリコーダーの演奏以外に、電子キーボードで「いつでも夢を」と「世界にひとつだけの花」を演奏しました。その後、思い掛けずアンコールをいただき、急遽もう2曲演奏しました。「少しでも気分転換になれば・・・」と開催したクリスマス会でしたが、みなさんスマホで写真を撮ったり、手拍子をしたり、たくさんの笑顔を見ることができ、私たちもとても楽しく幸せなひと時となりました。

5階病棟 丸山

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消防訓練を実施しました

12月2日、第2回消防訓練を実施いたしました。
外来棟1階放射線科内で火災が発生した想定で、消火ホースやエアーストレッチャーの使用方法などの再確認を施設課職員指導のもとの行いました。

 

外に設置された避難場所に患者さんを運びだし、各病棟責任者は本部に避難状況を報告します。

 
火災が起こらないよう日々気を付けておりますが、実際に起こってしまった際は冷静・敏速に対応できるよう定期的に訓練をおこなっています。

※画像では、床のキズを防止するため白いシーツをエアーストレッチャーの下に敷いていますが、実際の火災では使用しません。

 

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2021新人研修~論理とがん看護~

こんにちは。
寒くなってきましたが皆さん体調は大丈夫でしょうか。
実家で飼っている猫もこの頃は寒いのかこたつに1日中こもっているばかりで全然遊んでくれません…。

11月19日の新人研修は、「倫理」、「がん看護」についての研修でした。

<倫理>
 倫理の研修では、倫理と道徳の違いや、日々の患者さんと自らの関わりを振り返り倫理的にどうなのかということを考えさせられる良い研修になったと思います。
私は精神科の急性期病棟で勤務しており、保護室という鍵のかかる部屋で隔離されている患者さんや、自分や他人を傷つけてしまうリスクが高く抑制されている患者さんと関わる機会が多いです。入職したての頃は、隔離や抑制されている患者さんと関わると、本当にこれでいいのかと疑問に思ったことも多かったが徐々に慣れてきて抑制されていることがあたりまえのように関わってしまうことも多かったように思います。


 学生の時は1人の患者さんと長時間関わることができますが、臨床に出て勤務すると1人の患者さんと関わる時間は限られており、倫理的な視点で患者さんのことを考えることを忘れがちになってしまっていると感じました。倫理の問題はとても難しく、抑制も治療上やむを得ない場合も多いですが、それがあたりまえではなく4月に感じた思いを忘れずに患者さんと関わりたいと思いました。

 
<がん看護>
 がん看護の研修では、がんの治療方法や認定看護師の主な業務内容、エンゼルメイクについて学びました。その中で、「もしばなゲーム」というカードゲームをやりました。もしも自分ががんと宣告され余命半年だとしたら…。自分が大切だと思うものを手持ちのカードに残すというものです。どのグループでも「家族と過ごせる」「つらい思いを聞いてくれる人がいる」など、最期は一人じゃなくて誰かと過ごしたいという意見が多かったです。きっとほとんどの人はそう思うのではないでしょうか。看護師としてがん患者さんと関わるうえで疼痛コントロールなども大切な看護であると思いますが、精神的なケアが最も大切なのではないかと感じました。

 

南病棟1階:星沢

 

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2021年度 2年目看護師研修~振り返り・KYT~

みなさんこんにちは。3階病棟看護師の佐藤です!

毎日寒くてコタツと暖房が欠かせません。私は休みの日はよくお鍋を食べています。安くて簡単で美味しくて最高です。最近は、ごま豆乳鍋にはまっています。

 さて、11月17日に2年目研修がありました。
2年目になると研修の頻度が減るため同期と久しぶりに顔を合わせることができる研修はいつも楽しみです♪
午前中の研修ではグループワークで危険予知トレーニングを行いました。危険予知トレーニングとは、あらゆる場面を想定しその場面に潜む危険を指摘し合う訓練のことです。私たちのグループでは血糖測定の場面についてみんなで考えました。
●アルコール綿で消毒していないため感染が起こる
●針捨てBOXがないため血液が付着したものを触り感染が起こるなど根拠を考え危険を指摘し合いました。
そして出された危険について具体的に改善策を考えます。グループワークのため自分では気づかなかった危険も知ることができます。


午後は、退院支援とローテーション研修についてグループで話し合い共有をしました。ローテーション研修ではそれぞれが自分の部署とは別の場所へ研修に行くため、そこでの学びを共有し合いました。退院支援については実際の事例をもとに疑問点やその人に必要なサービス、退院支援について話し合いました。患者さんや家族のそれぞれの思いがあり、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなどと話し合いを進めるにあたって方向性をみんなで共有することが大切だということを改めて感じました。

 

これからどんどん寒くなってきますがお鍋を食べて身体を温め、冬を乗り越えていきたいと思います。

3階病棟 佐藤

 

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2021新人研修~せん妄とコミュニケーション

こんにちは!
季節は冬をむかえ少しずつ肌寒く感じる季節となりました。布団から出るのが辛くなってくる頃ですね。僕の家でも最近暖房器具を購入しました。

さて、10月の研修ではせん妄とコミュニケーションについて学びました。

せん妄の研修ではせん妄症状が出現した患者さんを例に、どのような精神症状が起きているのか、せん妄発症によって起こるリスクは何かを考える事ができました。
せん妄の促進因子はさまざまあって、看護師としてその促進因子を予防する方法も多くあることを講義の中から学びました。僕は整形外科病棟に勤務していて、そこでは手術を行う患者さんが多くせん妄発症のリスクもあるため、今回学んだことを現場で実践し、せん妄の予防が行えるよう努めていきたいです。

コミュニケーションの研修では、『きく』姿勢ということを主に学びました。看護師は患者さんやその家族とのコミュニケーションのほか、多職種間でのコミュニケーションも必要となります。患者さんとの会話の際は相手の訴えや想いを『聴く』姿勢が感情の表出に繋がったり、他職種間とのコミュニケーションでは相手に何を、何のために『訊く』のかを明確にすることが円滑なやり取りに繋がるなど、『きく』姿勢を意識することが大切であると学びました。

4月からはや半年以上が経過しました。まだまだ新人として学ぶことも多いですが、先輩方の協力を得ながら頑張っていきたいです。

4階病棟看護師:岸川

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2021新人研修~8月新人研修

こんにちは。
今年も残すところあと数か月となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は最近、おいしいご飯をたくさん食べてお昼寝をしてのんびり過ごして気分転換しています。

さて、8月18日の新人研修では、情報管理・目標決め・ローテーション研修のまとめを行いました。

◆情報管理の講義
日々の生活で必要不可欠なSNSについて、その危険性や、守秘義務とは何かという講義を受けました。有資格者として、患者さんの情報を守るとともに日常生活で当たり前のように使用しているSNSの正しい使い方を再度確認することが出来ました。

◆目標決め
各グループで自身の反省とグループの7~8月の振り返りと反省を行い、今後の目標を立案し発表しました。入職してから半年が経過して、これまでの目標が達成できたか、改善すべき点は何か、今後はどのような看護を行うことで達成することができるかを考えました。グループでの話し合いを基に私は患者さんが抱える不安や悩みに寄り添う看護を目標に日々業務にあたっています。

 

◆夜勤シャドーのまとめ
病棟ごと機能や対応疾患が異なります。夜間の勤務体制や勤務者の人数の違い、また病棟によっては看護補助者も一緒に夜勤業務を行っている部署もあり、院内でも様々な夜勤体制であることを知りました。
夜勤体制は各病棟で異なっています。夜勤業務において共通するのは、患者さんが安心して休むことが出来るようニーズに合わせた柔軟な看護を行うことであり、その重要性を改めて確認するよい機会になりました。

◆ローテーション研修まとめ
ローテーション研修は、救急外来・内科外来・整形外科外来・精神科外来で研修を行いました。日々勤務している病棟とは異なり、外来は数多くの外来患者さんへの対応を効率的に行いつつ限られた診療時間の中で患者さんが安心できるよう配慮や看護を行う重要性を学びました。


今後、10月からの研修や日々の勤務での学びを自身のものにし、患者さんが安心してより良い入院生活を送れるような看護を行っていきたいと思います。  
季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますが、皆さんお身体に気を付けてお過ごしください。

6階病棟:鈴木

 

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「初期研修の近況報告」

  研修医の丸山です。2年間の初期研修も残すところ約半年となりました。
現在は精神科にて研修させていただいております。総合病院の精神科であり身体合併症をもった患者さんもたくさんいらっしゃるため、精神疾患・身体疾患の両方について得るものが非常に多いです。さらに多くの先生方に指導していただけるため、多面的な視点で学ぶことができております。充実した研修をさせていただき、ありがとうございます。

12月から2ヶ月間は白馬診療所で研修させていただく予定となっています。丸一日の外来研修は今までなかったため、白馬診療所での研修は非常に有意義なものになりそうだと楽しみにしております。貢献できるように頑張りたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
また、Zoomを用いた初期研修説明会では多くの医学生の方々に視聴していただき、非常に嬉しく思います。ぜひ、来年度・再来年度も多くの初期研修医が入ってくれればと思っています。

  ▲病院横を流れる高瀬川と木々の風景。

                              初期研修医 丸山

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臨床病理検討会(CPC)に参加

 研修医1年目の柏瀬です。
9月16日に行われた臨床病理検討会(CPC)に参加しましたので報告させていただきます。
コロナ禍にあって今年度は病理解剖が行われなかったため、過去に病理解剖された症例をテーマに、研修2年目の先生方が過去のカルテから病歴と経過をまとめ、とても分かりやすく発表してくださいました。
また、信州大学からお越しいただいた病理の先生からはその後の病理解剖の結果や病態についての説明がありました。参加された先生方からも活発な意見交換がされ、理解が深まりました。
非常に貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
 

 少し近況報告も。。。
初期研修が始まって半年が経とうとしています。
現在、私は循環器内科で研修させていただいております。当直も少しは慣れてきました。
季節は秋らしくなり、病院から見える北アルプスの変化も楽しみになってきました。
長野は美味しいものが豊富です。「ナガノパープル」というぶどうはこちらに来て初めて知ったのですが、非常に美味しいです。
値段も高いのですが、たまに贅沢して買っています。

初期研修医1年 柏瀬

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終末期ケア専門士を取得して

 終末期といえば、どんな印象がありますか?
私はターミナル(終末期)やホスピス(※)、がん患者さんのお看取りをイメージしていました。
その漠然としたイメージの中、病棟で心不全の患者さんに関わる事が多く段々と死に近づいていく方のサポートに悩んでいました。
そんな中、2020年「終末期ケア専門士」という資格が日本終末期ケア協会より設立されました。終末期ケア専門士とは終末期に対する専門的知識を取得し、広い視野を持って多角的に患者や家族、チームを捉えることができる感性・技術を学びます。また多くの方の看取りに対する想い、ご家族・在宅と医療の架け橋として情報を提供し繋いでいきます。

私の思い悩んでいた心不全患者さんへの対応だけでなく、若年層のがん看護、内服薬、臨床のケア、在宅、多職種との連携について学ぶことができました。この資格は看護師だけでなく、医療従事者なら取得可能な資格です。現在は外来勤務ですが、心不全外来を担当しておりACP(アドバンス・ケア・プランニング~人生会議~)や終末期についても介入させていただいています。この資格を活かして、今後の患者さんの死生観についての相談にのれるよう、技術を磨いていきたいと思います。

                           内科外来 看護師 和泉真実

※ホスピス・・・死が迫っている患者さんとその家族の苦痛を最小限にすることを主な目的とするケアのプログラム

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2021新人研修~転倒・転落、急変時の対応について~

 梅雨も明け、8月に入り本格的に暑くなってきましたね!
私は、暑さがとても苦手ですが皆さんはどうでしょうか?

さて、7月12日の新人研修では転倒・転落、急変時の対応について学びました。
転倒・転落の研修では、講義のほかに実際に理学療法士の方にアドバイスをいただきながら、立ち上がりや車椅子への移乗の適切な介助をお互いに実践しました。

  
転倒のリスクをゼロにすることは難しいことです。離床時に鳴るセンサーなどを使用しているからと安心せず、日々変化していく患者さんの状況を把握し、それぞれの患者さんに合わせた環境、転んだとしても大怪我に至らない環境作りをしていくことが必要だと学びました。
急変時の対応では、実際に現場で起こりうる場面を想定し、シミュレーションを行いました。4人の患者さんの検温時に誰か1人が急変したという設定で、その対応を考え、実践しました。


このあと急変が起こるとわかっていても、焦ってしまう部分があり患者さんが急変する怖さを感じました。


シミュレーションごとに、それぞれのグループで気がついたことやより良い対応についての話し合いも行い、自身の対応について振り返ることができました。
急変時に対応できるよう、普段の患者さんの状態を把握し、その疾患から起こりうる事態を想定し、日々関わっていくことが大切だと学びました。
 私は、精神科病棟に配属になりました。精神科では薬の副作用などもあり、普段から転倒が起こってしまうことが多いです。また、4月から徐々に自身で受け持てる患者さんの人数も増えていき、7月からはフォローしていただきながらですが1人での受け持ちが始まっています。1人でみる患者さんの人数が多く、転倒の危険性があるからと言って1人にずっと付いていることは難しいことです。そのため、今回学んだ介助方法や環境作り、また転倒が起こってしまったときの対応を現場で実践していきたいと思います。

新人看護師 精神科病棟 大池