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植込みデバイス関連冬季大会に参加して

 こんにちは、3階病棟の看護師です。
今回、私は2月に開催された「植込み型デバイス関連冬季大会」に参加させていただきました。
 私は3階病棟で循環器チームに所属しており、ペースメーカ植込み患者さんと関わることが多くあります。そこで、ペースメーカの仕組みや植込み患者さんが抱える悩みなども知り、興味を持ったことがきっかけで今学会へ参加させていただきました。
様々な発表を聞き印象に残っていることは、ペースメーカやICD植込み患者さんは生活が制限されてしまう時もあり、悩みや不安があります。そのような時は看護師だけでなく、多職種で関わっていくことが大切であることを学びました。ある施設では、精神的な分野では心理士が主に関わり、疾患については医師や看護師が関わっていく。当たり前のことではありますが、1人の患者さんに対して多くの専門分野の職種が関わり情報共有することは、患者さん・家族が安心する一番の関わりであると感じました。
 当院では、毎週木曜日にデバイス外来があり、私はその外来にも出させていただいています。例えば、畑仕事やゴルフなどが楽しみであるが、息切れや動機がしてしまうという外来患者さんに対して、ペースメーカの設定が妥当なのかを多職種と話し合い、リハビリスタッフに評価してもらい連携をとっています。次の外来の際に、「運動してもあまり息がきれなくなった。楽になったよ」などの声も聞かれうれしく思います。まだまだ私自身は未熟で勉強中なので諸先輩がたの指導をいただきながら行っていますが、今学会に参加したことを生かして今後も多職種との連携を大切にしていきたいです。

大会冊子の表紙は安曇野出身のかたの絵だそうでとても可愛らしい絵でした。
また、巾着やお酒、他のおつまみなども参加品としていただけたのでいいこと尽くしです。

3階看護師 福島

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「2022新人研修〜1年間を振り返って〜」

 みなさんこんにちは!
病棟クラークの石井です。
最近は梅の花が咲いていたりと、寒さの中にもほんのり春の気配を感じる季節となりました。桜はまだかなぁと開花予想を調べたりしています。

さて、3月7日に行われた看護師新人研修では、病棟クラークも参加させていただき、一緒に1年間の振り返りをしました。
グループ内で、1年目の反省や2年目の目標についてお互い発表し合いました。
私自身この1年間は環境に慣れる事と、目の前の覚えなければいけない事に追われ必死でした。正直、4月に立てた目標は出来たことの方が少ないように感じます。
この反省から、2年目は、「周囲の状況を把握する力」、「笑顔」、「視野を広げて行動する」という目標を立てました。発表はとても緊張しましたが、自分の想いを言葉にして伝えることで、実現出来るよう頑張ろうと思えました。

最後に、4月に1年後の自分へ向けて書いた手紙を受け取りました。読むと恥ずかしくて誰にも見せられない内容でしたが、少しは成長できたのかなと感じました。
職種は違いますが、同期と一緒に参加した研修を通して、仲間と素敵な時間を共有できたなと思います。
これらの経験を忘れずに、2年目も頑張りたいと思います!

病棟クラーク 石井

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第40回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会参加

 はじめまして、3階病棟の主任です。
今回、私は2023年2月25日に開催された第40回「日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会」に参加してきました。

 この学会はストーマ・排泄の治療とケアについて医療者の知識と技量の向上を図ることで、障害をもつ患者の福祉の向上につながる活動を目的に創設されました。
第38回・39回はオンライン参加でしたが今回は3年ぶりに現地開催となりました。今回は「未来のための今~次の10年のために今を見つめる~」をテーマに多くのストーマ管理やケアに関する演題発表を聞くことができました。
ストーマ作製手技のワークショップに参加し、他の病院ではどのようなストーマ造設術を行っているのかを知ることができ、知識を深めることができました。
 また、現地開催のため参加者同士の交流ができたことが一番の収穫でした。ストーマ管理に対して同じような悩みを抱える仲間に会い、意見交換や情報交換を行うことで解決策を考える良い機会となりました。
今後は、学会で学んだことを実践し、病棟看護師も患者も自信をもってストーマケアできる病棟を目指したいと思っています。

3階病棟主任 勝野

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人間ドック健診情報管理指導士 〜ブラッシュアップ研修会に参加しました〜

 「高齢者の医療の確保に関する法律」の改正に基づき、高血圧・脂質異常症・糖尿病等の生活習慣病やメタボリックシンドロームに着目した「特定健診・特定保健指導」が、平成20(2008)年から実施されています。この「特定保健指導」を行うにあたり、有効かつ適切な保健指導が行える知識・指導技術の修得とともに、特定保健指導を適切に企画・評価できる人材を養成することを目的として、日本人間ドック学会において、人間ドック健診情報管指導士(人間ドックアドバイザー)の資格が創設されています。認定対象者は医師、保健師、管理栄養士とされており、基礎編および技術編の分野を受講後、認定証が発行されます。認定期間は5年目の年度末となり、更新のためには5年間で2回のブラッシュアップ研修会への参加・受講が必要です。

ブラッシュアップ研修会は、通常は東京または大阪会場での開催ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年度からはオンデマンド配信による研修会となっています。
今年度は、「特定健診・特定保健指導制度の最近の話題と動向」、「コロナ禍における生活習慣の変化に関するエビデンス」、「高尿酸血症についての最近の治療動向」「テレワークが主流になった方への保健指導方法」に関する内容について、人間ドック健診専門医や人間ドック認定医による講義を中心に学びました。
コロナ禍においては特定保健指導を対面で実施することが難しくなり、最近はビデオ通話やメール等の情報通信機器を用いる機会が増加してきています。当院における保健指導も今までは対面での面接方法が中心でしたが、昨年よりメール設備の導入も進めておりますので、今後も対象者さんのご希望に合わせた方法で保健指導を実施していくことができるのではないかと考えています。
対象者さんによっては、生活習慣の改善をしたいという気持ちはあるけれど、なかなか実行が難しい場合もあります。その時に対象者さんとの対話を通じて、過去の経験・周囲の状況等について確認を行い、根本原因を特定し、新しい生活様式の中でも取り組めそうなことを対象者さんと一緒に考えていく姿勢を持つことが大切であると、研修会を通して強く実感しました。他にも、最近の治療動向や新型タバコ・禁煙治療アプリ等に関する学びを深め、対象者さんの目標をより具体的に設定することや目標実現のための対策を考えて提案することの必要性も、改めて理解できました。
今回得られた知識や指導技術を今後の業務に活かしていきたいです。

 ◀健康診断の待合室

健康管理課 保健師日詰ちあき

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白馬診療所にて

 研修医の山田です。白馬診療所で2ヶ月間研修させていただいた報告です。
この間診療所では、自分の外来を与えられ、毎日それに専従する形で、濃密な時間を過ごしました。担当させていただいた延べ患者数を確認すると500名を超えていました。初期研修の最後にふさわしく実践的で、且つ刺激的な内容でした。

 外来の例をいくつか挙げると、
・続処方を必要とする患者さんの対応が一つ。
・健診目的、および健診異常の患者さんの対応が一つ。
・ワクチン接種や発熱外来での対応が一つ。
・当直業務と同じように急患の対応が一つ。
精査が必要な方は他院紹介としますが、軽症者には診療所での加療を続けられる点が、当直との違いです。治療方針について迷ったときには、合間に上の先生方に相談させていただくことも多々ありましたが、患者さん本人の意思を確認しつつ、自分の知識に応じた裁量をする余地もあり、生の臨床のスリルを感じました。
その他、検査を目的とした救急車の受け入れも度々ありました。
印象に残っていることは、海外からのスキー・スノーボード客の多さです。伺ったところでは、街がコロナ禍以前の活気を取り戻しつつあるそうで、短期留学さながらに、この期間ほど英語を話す必要に迫られた日々はありませんでした。ただ、診療場面では文脈が明確であり、型通りのやり取りとなるため、片言でも大概は何とかなってしまいます。受験英語+αが思わぬ場所で役に立ち、国籍も人種も異なる人々の援助ができることには、ちょっとした感動を覚えました。言語の壁を感じるほどかえって歩み寄りの心が働き、大抵は場も和やかでした。悪戦苦闘の末に使える定型表現が徐々に増えていくのも、日々の励みになりました。それに音声入力、自動翻訳といった文明の利器の恩恵にあずかる場面もあり、時代の進歩を肌で感じました(医療翻訳に関しては100%正確さには欠けることもありますが)。冬の白馬は、英会話と外傷の経験をさせていただくには、特に適した環境でした。(くれぐれも怪我には気を付けてウインタースポーツをお楽しみください)

 最後になりますが、この研修中には多くの皆様のお世話になりました。この場をお借りして深謝を申し上げます。

診療所から激写された電車。目と鼻の先を走っています。

 

 

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文化の違い~外国人医療コーディネーター研修に参加~

 今年は、3年ぶりに入国制限がない冬を迎え、コロナ前くらいに多くの訪日外国人の方が受診されました。
コロナ禍で外国人患者さんが減り、また気軽に人に会うこともできなかったので、今までは絶えず英語に触れている環境を作っていましたが、行動制限もあり気軽に人に会うことや集まりに行くことができず、コロナ禍の間はWEBでいろいろな交流会に参加をしていました。コロナ禍のいいところは、WEBですべてでき、移動する必要がなかったので出費をおさえられたことです。

 そしてこの冬は、一気に訪日外国人が受診したので、忘れかけていたことを思い出しながら医師や医事課の方と連携をとりながら旅行保険や飛行機に乗る際の書類(FIT to FLY)の対応などをしました。コロナ禍に準備を進めていた資料ですが、実際にはまだまだ不足な部分があり来シーズンの課題でもあります。
 さて、2月に「外国人医療コーディネーター研修」に参加をしました。
2年ほど前に参加した研修は大変勉強になることが多かった研修会です。
今回は、前回の参加をかなり上回る300医療機関が参加をしていました。この研修では、講師の先生方が過去に実際に体験した問題事例などをとりあげており、当院でも起こりうる可能性があるのではないかと、参考にさせてもらうことが多くあり、特に多いのが医療費未収金問題です。
2021年5月から、訪日外国人受信者により医療費不払い防止の取り組みが厚生労働省で行われるようになりましたので、医療費未収金問題も減っていくのではないかと願っています。

 訪日外国人の方を対応していると、文化の違いを感じることが多いです。
外国では入院して手術をしたらすぐに退院することが多いそうで、日本との違いも含め、日本の医療について説明をします。
そして、まだまだ紙文化の日本。ペーパーレスの国の方が多いので、紙文化になれてない訪日外国人の方は、すぐにどこかに書類をなくしてしまいます。外国では旅行保険申請などもメールなどでやり取りしているようなので、なくしたら困る書類については、「これ重要!保険申請に必要だから写真に撮っておく?」と伝えます。
30年日本に住んでいるから、通訳はいらないと言われた方もいましたが、念のため一緒に医師の診察に同席させてもらうと、「今の意味がわかならい」と聞かれることが多く、次の診察から同席をお願いされることもあります。また、日本人の家族の方が同席されていましたが、医療のことなのでと同席を依頼されることも最近は多いです。現在、整形外科の患者さんが多いため、他の科の事になると説明や通訳につまずくことも多いですが、ゆっくり時間をいただきながら対応ができたらと思っています。
 英語でも日本語でも医療用語は難しい言葉が多いです。日本人でもわからない言葉が飛び交うことがあります。できる限り簡単な単語を使用しながら説明をするようにしています。
当院では、英語・ポルトガル語での対応が可能ですが、来院される前に事前にご連絡いただければ幸いです。
 企画管理課 山岸

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終末期ケア上級専門士

 2021年9月に終末期ケア専門士を取得しました。終末期ケア専門士とは終末期の臨床ケアにおけるスペシャリストです。患者・利用者さんの一番近くで『支える人』としてエビデンスに基づいたケアの実践を行える資格です。終末期ケアの独自のカリキュラムを学び、多職種で学びに繋げ、講師から継続的に知識やノウハウなど新しい教育が受けられます。

 心不全外来やデバイス外来、救急患者・ご家族の対応経験を通して、1年間学習し単位を取得してきました。日々学習していく中で、スキルアップや終末期医療について自分からもスタッフへ発信したいという気持ちが芽生え、終末期ケア上級専門士を受験しました。2回の選考を突破し、2022年12月に無事合格することができました。安堵と同時に『終末期ケア』の勉強会を自分で開催できることにワクワクしています。自分を含め全国で178名の一期生が誕生しました。終末期の患者さん、ご家族さまへのケアは日々の業務で思い悩むスタッフも多いと思います。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)やDNAR(蘇生措置拒否)など言葉ばかりが先行することが多いです。看護師としてできること、患者・ご家族の想いをスタッフに繋ぐことをこれからも実行していきたいです。終末期ケアについてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

         内科外来 心不全療養指導士 終末期ケア上級専門士 和泉真実

ACP:人生会議とも言われています。将来あなた自身が病気になったり介護が必要になったりしたときに備え、これまでに大切にしてきたことや、これから誰とどのように過ごしたいか、希望する医療や介護のことなどについて、家族や大切な人、医療・介護関係者とともにあらかじめ考え、話し合うプロセスのことを言います

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白馬診療所の研修を終えて

初期研修医2年目の柏瀬です。

 あづみ病院の初期研修プログラムでは、初期研修医2年目の冬に、地域医療と外来研修を兼ねて8週間以上の白馬診療所での研修を行うこととなっています。私は11月の半ばから翌年1月の前半までの期間、白馬診療所で研修を行いました。

 白馬診療所では、研修医が他の医師と並列で外来を担当します。外来ではCommon diseaseの診療と、インフルエンザ及びコロナウイルスワクチンの予防接種、発熱外来での対応を数多く行いました。また、診療時間の合間に訪問診療も行っており同行させていただくこともありました。

 12月の半ばから雪が降り始め、スキー場がオープンすると、スキー外傷でたくさんの患者さんが来院されるようになりました。旅行者は、日本からはもちろん、オーストラリア、欧米、アジア圏からなど様々で、混雑した待合所で日本語以外の言語が飛び交う光景は新鮮でした。言語の問題で診断や治療が十分に伝わらなかったり、移動や帰国の予定があるために、移動先の病院に診療をお願いするしかないといった苦しい場面が多くありましたが、目の前の患者さんに集中し、丁寧親切な対応を心掛けました。

 白馬での研修期間は、寝ているときにも、外来の夢を見ることがよくありましたので、それなりにストレスもあったと思いますが、一度も憂鬱になることはありませんでした。むしろ、日々、自分の成長を実感でき、充実感に満ちていました。医師として求められることが嬉しく、それに応えたいという気持ちがモチベーションでした。

 ご指導いただいた先生方、看護師の方々、OT・PTの方々、事務の方々には、とてもよくしていただき、大変感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。


白馬診療所の近くのコンビニにて。自動車通勤は大変かと思いきや、除雪が行き届いていて苦になりませんでした。絶景を毎日眺めながらの通勤は私にとって素晴らしい時間でした。

 

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北信総合病院の産婦人科研修に行ってきました

 もう入職から半年が過ぎたことに実感があまり湧いていません(苦笑)。研修としては半年と少し内科を研修し、この度4週間、長野県中野市にある北信総合病院にて産婦人科の研修を行ってきました。外科系の科目を回ること自体が初めてだったので縫合どころか結紮(けっさつ)すらおぼつかない有様であったりもしましたが、無事乗り切ることができました。
 研修では病棟と外来、そして手術の立ち合いが主でした。研修後半では一部の結紮・縫合、そして婦人科の検診を上級医の補助のもとに行うようになったりと、現場の体験を重視した内容でした。診察をする際の緊張は最後まで拭えませんでしたが。
 外来診療では、診察の器具の取り扱いだけでなく、診察での言葉選びが特に勉強になりました。今後の自らの研修に役立てたいと思います。また、外来と病棟での精神科との関わりは興味深いものでした。コロナ禍の下で手術が中止になったりと、致し方ない面はありましたが、研修内容にはとても満足しています。
 今後は、麻酔科の研修を終えた後に救急科を回る予定です。救急科は自らの志望科目でもあるので、今から楽しみにしております。そのためにも麻酔科での研修も一層気を引き締めて参りたいと思います。
 最後になりましたが、ご指導くださった北信総合病院の産婦人科の先生の皆様、この場を借りて深く御礼申し上げます。

◀北信総合病院からの帰り道に寄った博物館です。ミドルヤードという展示場(フロントヤード)と収蔵品保管・調査研究の場(バックヤード)の中間のような展示が印象的でした。アクセスの際に細い道を通ることもあり、運転に不慣れな私はいつJAFを呼ぶことになるかヒヤヒヤしました。

一年目研修医 髙野 烈

フレッシュナースブログ

2022新人研修~ 患者さんのことをいちばんに ~ 

 皆さんこんにちは。新人看護師の松澤です。就職して8か月が経過しましたが、いまだに不慣れなことが多く、毎日学びの日々を送っています。とはいっても、帰ったらご飯を食べてYouTubeやNetflixを見て、時にはゆっくりお風呂に浸かってリラックスしてます。就職して一番大変だったことは環境に慣れること(一日の流れや物品の場所を覚えることなど)と早寝をすることです。その中で私が就職してから大切にしていたことは勉強!ではありません(そんなことをいったら怒られてしまいそうですが、、、)。いかにリラックスをして自分のメンタルを整えるかです。皆さん、まずは自分のQOL〈生活の質)を高めましょう!!

 私の話はこのくらいにして、新人研修の話をしたいと思います。
 11月の新人研修は、主にメンバーシップと人工呼吸器の取り扱いについて行い、写真にはないですが、嚥下評価についても学びました。
メンバーシップでは、実際想定される患者さんの状況に対し、どのようなことが行えるのか、事例を用いて考えました。客観的にみたら理解できていることでも、実際に適切な対応ができているのか考えさせられました。またIC(インフォームドコンセント:医療行為に対して患者さんが十分に理解できたか、多職種と情報を共有して皆で合意するプロセス。以下IC)についても話し合いました。私の病棟でもICを行っており、立ち会うことが多いのですが、実際患者さんの立場に立った意見を言えているのか、また患者さんの気持ちを代弁できているか、振り返ることができました。よりよい話し合いにするためにも患者さんが入院する前の状態、現在の患者さんの状態、患者さん・家族の気持ち、家族の支援体制などを把握して、日々のケアのなかでどんなことをすれば患者さんのためになるか考えて接していきたいと思いました。

 

 次に私の病棟ではなかなか経験できない人工呼吸器についてです。私の病棟は術後の患者さんが多く、担当した方が一度だけ呼吸状態が悪い患者さんに人工呼吸器を使用していたことがありました。その場にいた私は知識が浅くなにもできなかったのですが、今回の研修で自分はどんなことを行えばいいのか学ぶことができました。また、長期に渡り人工呼吸器を使用している方に対してどのようなケアが必要なのか、またいかに苦痛を軽減できるかを考えることが重要だと思いました。

 

新人看護師 松澤

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2022年新人研修 ~麻薬、エンゼルケアについて~

 こんにちは。11月に入りより一層寒く、日も短くなり徐々に冬が近づいていますね!寒くなると余計に布団から出られなくなるので毎年困っています。
少し前になりますが、10月24日に看護師の新人研修がありました。手術室の同期がいない私にとって新人研修は同期と会える貴重な場なので毎回密かに楽しみにしています。

今回は、麻薬の取り扱いやエンゼルケアなどについて学びました。
 麻薬は麻酔をかけるときに使うため手術室では身近な存在です。今回麻薬の保管方法や捨ててはいけないこと、返す場所、紛失した際はどうするかなどの管理について教えていただき、大切な薬剤の1つだなと改めて感じました。私は、外回り看護師を経験しておらずまだ麻薬を扱ったことはないですが、取り扱う際は、今回学んだことを心にとめてやらなければと思いました。

 そして、エンゼルケアについて学びました。
 エンゼルケアとは、亡くなった後のケアのことを指します。亡くなった方のその後の身体の変化やそれに対するエンゼルメイクのやり方を学びました。メイクと聞くと女性への印象が強いかと思いますが、エンゼルメイクは患者さんらしく身だしなみを整える目的のため男女関係なく実施することです。また、エンゼルメイクは看取りの手段にもなるため、家族が少しでもケアに入れるように声かけなどコミュニケーションが大切だということも学びました。

 話は変わりますが、あづみ病院は整形外科の手術が多く、これから冬になりスキー場や凍結した道路などでの怪我により特に手術件数が多くなると先輩看護師に教えていただきました。みなさん怪我をしないように気をつけてくださいね!

手術室 降籏

 

指導医・研修医ブログ

CPC症例検討会

 研修医の山田です。CPC症例検討会について報告させていただきます。

 CPCの実施は初期研修の要件として必須とされており、研修病院では基本は毎年開催されていることと思います。しかし昨今はコロナ禍により病理解剖への実際の立ち会いも難しく、今回過去の症例につき検討させていただくことになりました。昨年の大学病院でも同様だったので、今はどこも似た状況なのではないかと思います。大学から病理医の先生にもお越しいただき、研修に不都合のないよう調整していただけたのでその点では安心できます。

 テーマになったのは難しい症例でしたが、病理解剖を通して死因究明に一歩近づくことができました。いわゆるAi(Autopsy imaging; 死亡時画像診断)だけでは分からないことも、病理的には診断できることがたくさんあります。ただ、病理にも特有の限界があり、決して万能ではないことを認識させていただいたのが、今回の自分の収穫でした。お忙しいなか先生方、検査科の方々にもお集まりいただき、これだけ職員が集まるのを見たのは入職式以来(?)でした。関係各所に感謝申し上げます。

 その他近況としては、今年度も残すところ半分を切り、進路決定の直前まで来ております。半年後には専攻医になり、自分で判断して責任を持って動く場面が格段に増えます。実践的な勉強をしておこうと、空き時間には気合を入れて、先生方の書いたカルテを丁寧に読むようにしています。医療行為は遅滞なくカルテに記録することになっているため、カルテから教わることは多いです。自分は白馬診療所での2ヶ月間の研修をこれから控えているので、今の生活スタイルもそう長く続かないことを思うと、時の経つ速さを実感します。

 

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外国人患者受け入れ医療コーディネーター研修

 先日、厚生労働省委託事業「外国人患者受け入れコーディネーター研修」のフォローアップ研修が行われました。

 2月に5日間にわたり全国の病院・医院・歯科で外国人患者を受け入れている病院が対象で研修会が行われ、それぞれの外国人担当者さんが集まり、トラブル例や対処法ややさしい日本語の使い方などとても勉強になりました。
今回は、その後病院の外国人患者さんの受け入れの対応に変化があったのかなどの話し合いやロールプレイが行われました。当院は、冬になると英語圏の観光客の患者さんが多くなり、日本の医療システムの説明や治療費の支払いが可能なのか、旅行保険の使用など在留外国人の方以上に説明に時間がかかります。研修では、「日本語ができる」外国人の方の過去のトラブルなど、対応にも気をつけないといけないと学びました。日本語ができても、問診票が読めないという方も多くいます。
どの程度の日本語ができるのか?日常会話程度なのか?漢字はどこまで読めるのか?
私が対応する際は必ず確認します。
 当院は、今後増えるだろうと思われる、アジア圏の方の対応が今後の課題だと思っています。コロナ禍で外国人患者さんが減っていた中、英語・中国語の問診票は準備が整い、英語に関しては、入院の際の資料もできる範囲で準備が整いました。
この医療コーディネーターは、医療通訳はもちろん、問診票や入院に必要な書類を日本語で記入したりするお手伝いもします。お気軽に声をかけてください。
当院は、英語・ポルトガル語に関しては、事前に受診連絡をいただければ通訳対応スタッフがいます。

Available English speaking staff during weekday. Reservation is recommended in advance.

企画管理課 山岸

WOCNブログ

いつもの学会の裏側

 前回の告知どおり、昨年度の3つのエピソードの内のひとつを投稿します。
もう時効!?だと思うので、学会の裏側について。

 実は、ある学会のプログラム委員を務めさせていただきました。
経緯は、学会長である安部先生から依頼があり、引き受けることに。
最初の仕事は、演題を査読し採択について検討し、コメントを考えることでした。
訪問看護ステーションの所長に就任したばかりの頃で、タイミングが悪すぎる・・・。
時間が無くて、本当に〆切ギリギリの入力になってしまいました。
次の仕事は教育講演者を推薦し、講演内容とタイトルを決め、事務局に連絡すること。
(仕事の順番は逆だったかも)
看護領域から2名(ベーシック編とアドバンス編)講師を推薦する必要があり、5名の候補が浮かびましたが、期限が10日間程度しかないこと、プログラム委員なんてきっと最初で最後だと考えると、「内容について細かく指定したい!」と欲が出てきました。
そうなると、お願いできるのはあの2人だけ・・・。
大先輩のWOCN2人に、信じられないむちゃブリをして、快諾をいただきました。

老年看護CNSとのダブルライセンスの清水さんにはベーシック編を。
特定行為研修を修了している、澤柳さんにはアドバンス編を担当していただきました。

澤柳さんには、私が参加したことがある研修と同じ内容で、是非にと。
清水さんには、老年看護の視点から、初学者に分かりやすく、看護職の属性に関わらず実践的で、応用できる内容にというようなことをお願いしました。
もちろん講演は視聴しましたが、素晴らしい内容で、お二人を推薦して本当に良かったと
心底、思いました。

委員の仕事で緊張したのは、座長を務めたこと。
リモートで前撮りでしたが、看護の演題がなかったため質問を考えること、事前の打ち合わせが十分取れなかったことなど、不安材料ばかり。
ひとつだけ良かったのは、一緒に座長を務めた医師がステキだったこと!?
思わず見とれて失敗もしましたが、仕方がないです。

違った角度から学会に参加させていただき、記念となる、特別な学会になりました。

いつもありがとうございます    WOCN ふりはた  24/7

スタッフブログ

認知症パネル展示をしました

 9月16日開催の市民公開講座「アルツハイマーデーin大北」のイベントの一環で、本日病院外来棟2階廊下にて「認知症に関するパネル展示」を設置いたしました。

  

9月21日まで展示をしています。興味のある方はもちろん、外来の待ち時間の間などに、是非お立ち寄りください。