WOCNブログ

摂食嚥下障害

NST研修会「摂食嚥下障害 在宅・施設でできる評価と対応~予防から終末期まで~」が開催され、地域から大勢の方に参加していただきました。
嚥下障害については、以前からアンケートからも関心の高さが伺え、現場で困っている状況なのだと捉えています。

在宅・施設ケアでのポイントは、
Ⅰ.嚥下障害の有無を把握する
Ⅱ.現在の嚥下状態(段階)を把握する
Ⅲ.それぞれの段階にあった対応をする こと
摂食嚥下評価シートなどを使用することも有効であり、学会のホームページからダウンロードできるそうです。

また、簡易評価のひとつに「反復唾液嚥下テスト」があり、30秒間に何回唾液を嚥下できるかをチェックして、3回以上できたら正常とするものもあります。
これならすぐにできそうですね。

嚥下障害の原因には、脳血管疾患や神経・筋障害などの他に、加齢による機能低下もあります。
個人差はあるとしても、誰にでも起こりうることなので、日頃から嚥下障害になった時にどうしたいかということを、家族間でよく話し合っておくことも大切だと思います。
人生の最終段階での検討事項として事前に共有しておくと、いざという時に困らないし、
誰も傷つかず、よりよい最期を過ごせるのではないでしょうか。

決められない時は、主治医や専門職に相談してみて下さい。
患者さんを良く知っている主治医は頼りになると思いますよ。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた

指導医・研修医ブログ

研修医2年目の中村です

北アルプス医療センターあづみ病院研修医2年目の中村です。
1年目は信大病院で研修してきました。
現在は精神科で研修中です。診察などを通して様々なことを学ばせていただいています。

先日は厚生連の研修医と指導医が100人ほど小諸に集まって、勉強会のようなものが開催されました。「医のプロフェッショナリズム」というテーマで、医療者として必要な心構えや、資質についてグループごとに分かれて話し合い、発表するということを行いました。

自分のグループでは、写真にとりあげてあるワードが医療者として大切な「属性」だと考え発表を行いました。医師として初心を忘れず、生涯にわたって知識をアップデートしていかなければならないということを改めて意識することができ非常に勉強になりました。

これからも“プロフェッショナリズム”を意識して学び、よき医療を実践していけるよう頑張りたいと思います。 

研修医 中村寛文

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臭わない?

先日、当院へ面会に来た知人から、病院についての感想を聞かせてもらいました。
病棟は新しくなったため、ハード面が整っているのは当然のことなのですが、
「病棟全体が臭くなかった」と言われ、とても嬉しくなりました。

臭わない理由のひとつに、使用しているおむつが考えられます。
病棟看護師から、褥瘡やスキントラブルの患者さんの相談を受けた時など、
おむつを開けてみて便が出ていたことに気が付くくらい、臭わない。

当院を退職し、他の施設へ就職したあるスタッフからも、
「おむつの交換回数が多く、腰が痛くなった。」
「おむつが臭いし、捨てる時に、特に臭いを感じる。」
「スキントラブルや褥瘡も多い。」
など、製品の違いから感じることを聞かせてもらったこともありました。

看護師は排泄物を観察する必要があり、見慣れているためか、「汚い」という感覚が薄れてしまう傾向があると思われます。
排泄時のケアは羞恥心に配慮して行いますが、排泄器官の露出や音、臭い、排泄物も羞恥心の対象になるため、観察することも大事だけれど「隠す配慮もするように」と指導しています。

患者さんや面会に来院された方が不快な思いをしないように、心がけたいですね。

バラの中にカエルが。。。
居心地がよさそうです。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた

フレッシュナースブログ

新人研修~フィジカルアセスメント~

今日は、フィジカルアセスメントと急変時の対応についての講義を受けました。シミュレーション人形を使って、正常な呼吸音、異常な呼吸音の聴診をしました。
異常な呼吸音の聞き分けがとても難しかったですが、実際に病棟でも患者さんの呼吸音を聞かせていただきながら、呼吸音の違いを理解できるようにしたいです。背部からの呼吸音聴診は前面からの聴診部位と異なり、音を聞き取るのが難しかったです。
急変時の対応では、気管挿管の介助方法について学びました。気管挿管は、滅菌操作で行うため、物品を取り扱う時も不潔にならないよう注意して行うことが重要だと学びました。
また、緊迫していて慌ただしい状況の中で、自分の役割を明確にして行動することが重要だと学びました。

                   新人看護師:小林(優)、小林(真)、平林

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新人研修~心電図~

 今日は、心電図と12誘導心電図について講義を受けました。心電図と聞くと、波形を読むのが難しいというイメージがあり苦手意識がありました。実際に講義を受けてみて、患者さん1人1人モニターの波形が違うということや、波形にどのような意味があるのか、そのときの対応や観察項目などを学びました。これらを学んだことで、講義を受ける前よりも苦手意識がなくなり、きちんとモニターを確認して、モニターと患者さんの状態をつなげ、アセスメントしていきたいと思いました。
 12誘導心電図では、実際にモニターを装着し合いました。正しく波形を読み取るには、正しい順番や正しい位置を理解して使用することが大切と学びました。
 今日の研修で学んだことを臨床でも活かしていきたいと思いました。

新人看護師:望月、吉岡、西山

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学会でのお楽しみ

前回に続き、学会についての投稿です。
当たり前ですが、事前に教育講演やセミナーの内容を確認して参加します。
方向音痴の私は、会場に到着するのに時間がかかり、立ち見になることもしばしば。。。
今回も、小浦場先生の「慢性創傷の臨床病理組織学」は立ち見での参加になりました。
・滲出液を吸ったドレッシングには細菌がいる
・スラフ(軟らかい壊死組織)が剥がれない場合、肉芽の一部が壊死している
・良い膿は傷がキレイになる、悪い膿は膿の色が傷に残る などなど
日頃の疑問が解決でき勉強になりましたが、薄暗い会場で、立ったままノートを取るのはちょっと大変ですね。

セミナーといえば、ランチョンセミナー、スイーツセミナーも大切です。
事前登録制ですが、人気のセミナーはすぐ満席になるので、早く申し込むことがポイント!
もちろん私は、大ファンの安部先生のセミナーを確保しました。
「高齢者の皮膚を守る保湿ケア」
いつもながら、分かりやすく楽しいセミナーです。

実は、このメーカーさんのブースを先生と訪ねたところ、営業の方々の反応が薄く、
思わず「ノーリアクションですね」と言って笑ってしまいました。
でも、こんなエピソードをすぐにセミナーのまくら(導入部分)で使うところが、
先生のすごいところ!
他にもくすぐり(時の人、時の話題で笑いをとる)が入るので、人気があるのも納得です。

不動の人気、鉄板ですね。

*ホテルの朝食。いつもバイキングなのですが、たまにはと和定食に。
 初めて食べたバター醤油ご飯が美味しくて、ビックリしました。
 ゆっくりと朝食を食べられるのも、楽しみのひとつかな。

いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた

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第30回医療安全改善報告会

6月1日(金)に第30回医療安全改善報告会が職員向けに行われました。
この報告会は、年に2回行われています。
今後もみなさまに安心安全な医療の提供に努めてまいります。

(広報担当)

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JA大北農産物直売所開設

本日より毎週火曜日・金曜日 10:00~13:00に北アルプス医療センターあづみ病院正面玄関で農産物の販売が行われています。
撮影にお邪魔したときはお昼前。
ほとんどのお野菜などが売れてしまった後で、「もっとたくさん並んでいる朝に撮影してほしかったわ~」と言われてしまいました。(ごめんなさい)
ついついアスパラやオカヒジキなど買ってしまいました。
ぜひ、みなさまもご利用ください。
お問合せ:松川直売所62-9681・社直売所62-8890

 
       ▲乾物や珍しいものも並んでいました            ▲トマトもケースでたくさんあったそうですがお昼には残り数個・・・

(広報担当)

 

 

 

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新人研修~薬剤の取り扱い~

午前中は薬剤の取り扱いについて勉強しました。
麻薬・向精神薬・毒薬などの作用の強い薬剤は、特に取り扱いに注意が必要なので、ダブルチェックや慎重な扱いを心がけていきたいと思いました。輸血についても学び、実際に自分でプライミング(輸血の準備)を行うことで、輸血製剤の取り扱いや清潔操作、プライミングの注意点などについて学ぶことができました。午後はシミュレーション研修を行いました。2人の患者さんを受け持ち、指示変更の対応や検温の優先順位について学びました。病棟で患者さんに関わる際に今日学んだことを生かしていきたいです。

 

新人看護師 大日方、望月

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札幌での学会

先々週末の学会に参加し、精神疾患を有する高齢患者さんに行った治療について、口演発表を行いました。

手術部位感染を発生した場合、局所陰圧閉鎖療法を行うか検討を行いますが、
精神疾患がある患者さんには難しいのではないかと考えていました。
点滴のポンプもそうですが、トイレ歩行や移動する時には電源を外し、再度入れるといった手間が必要です。
術後の患者さんが移動するには、ドレーンや点滴スタンド、スタンドに付けているポンプも一緒に運ぶ必要があり、それだけでも大変なのに更にデバイスが増えるのは、「どうなのか?」と考えていたので。。。
通常使用しているデバイスではなく、軽量で静音性が高い物を選択し、治癒したといった内容です。(たいした内容ではありません)

*学会場のコンベンションセンター

今回楽しみにしていた企画にひとつに、コンセンサスシンポジウムがあります。
「IAD重症度評価スケールIAD-Setとケアアルゴリズムの紹介」があり、共通理解のためにIAD-Setが、ケアを決定するためにケアアルゴリズム(案)が作成され、これらの紹介がありました。
IADとは、排泄物が皮膚に接触したことが原因で生じる失禁関連皮膚炎のことを指し、
共通理解のためには観察部位や程度を統一し、スコア化することが有効で、学習にも繋がるのではないかと期待がふくらみます。

ベストプラクティスの完成が待ち遠しく、院内だけでなく在宅や施設でも使用できるようになって欲しいな。

*大通公園のライラック
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今回のインターンシップは・・・

昨日に続き、今回は2名の学生さんが1日のスケジュールでインターンシップに参加いただきました。
今回は、4階病棟希望とのことで、院内見学などを終えたあと、各担当看護師と一緒に患者さんの見学・体験などをしていただきました。
1日のスケジュールでしたが、当院の雰囲気などをたくさん見て感じていただけたかと思います。
みなさんも自然豊かな環境に囲まれた当院のインターンシップを、ぜひ体験してみてください。

病院見学・インターンシップ


▲病棟を見学しているところ                ▲担当看護師さんと

当院のインターンシップ・病院見学は、ご希望の日程でご希望の部署にてスケジュールを組ませていただきます。
もちろんグループでもおひとりでも受け付けております。
当院までのアクセス方法などご不明な点はお気軽にご相談ください。

(広報担当)

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今回のインターンシップと病院見学

 5月16日・17日にインターンシップと病院見学を行いました。
今回、16日は看護学生さんが訪問看護に興味をお持ちで、希望が訪問看護ステーションあづみと健康管理。
1日のスケジュールでインターンシップを開催させていただきました。
また、17日は現職の看護師さんが病院見学に来院。
現在、認知症認定看護師の勉強中とのことでこころのホスピタル事業部・精神科病棟に興味があるとのことでした。
遠方からの見学で午後の半日でしたが、希望部署をメインに院内全体を見学いただきました。
当院に興味を持っていただき、お忙しいところありがとうございました。

当院のインターンシップ・病院見学は、ご希望の日程でご希望の部署にてスケジュールを組ませていただきます。
もちろんグループでもおひとりでも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

病院見学・インターンシップ

 
▲こころホスピタル事業部スタッフたちと            ▲こころホスピタル事業部看護部長(左)と看護師長(右)から病棟紹介

(広報担当)

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試験制度導入

当院で使用しているおむつメーカーが、正しい当て方について試験を実施し、合格者にはバッジを進呈するといった制度を始めると聞き、取り入れることにしました。
そうと決まれば間髪を容れずに、試験を受けようということになり、
先日試験を受けてもらいました。
方法は、当て方の方法を説明しながらモデルに装着し、間違っていたら指導が入り、やり直してもらうという徹底ぶり。
精神科病棟では、昨年度同じような方法で、スタッフ一人ひとりに指導をしているので、
合格者は多いはず。。。と考えて今年度から導入することにしたのです。

まずは、リーダーとなるCSTから。
その後は、新人看護師にも受けてもらおうと思っています。
「できる、分かる」と思っていても、言葉で説明するのは意外と難しいもの。
アドバイザーが立ち会い、私がモデル役を務めるので、緊張感はMAXなのです。
そんな状態の中で、実力が発揮できたら本物!と思って自信を持って欲しいと考えています。

CSTは、モデル役が私と聞き相当焦っていましたが、先日の試験では、全員が見事合格しました。
課題は、試験を実施する場所と時間の確保ですが、「何とかなる!何とかする!」と
思っています。

連休中に見つけた5つ葉のクローバー。精神科病棟CST4名と私!?

いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた

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今日は、5月になって初めての新人研修でした。

テーナのオムツについてとKYT(危険予知トレーニング)と口腔ケアについて学びました。午前中はテーナの正しい装着方法を業者の方に教えてもらいながら実践し実際に自分たちが着けることで、患者さんの気持ちについて考えることが出来ました。正しい装着方法を病棟で実際に援助する際に活かしていきたいです。

午後はKYTについてグループワークを行いました。日常の援助の中で危険な場面がたくさんあることをグループで話し合い、危険なポイントについて学びを深めることができました。口腔ケアでは正しいブラッシングの方法や観察項目について学びました。また、口腔だけでなく全身の感染にもつながるということを学ぶことが出来ました。病棟でも活用していけるように日々頑張ります!!!

 

新人看護師:小林、田中、丸山

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今日は、2週間ぶりの新人研修でした。

久しぶりに同期と顔を合わせ少しホッとしました。

午前中は、倫理について学びました。倫理は、答えを導くことが重要なのではなく、導くまでのプロセスが重要だということを学びました。
午後は身体抑制について学びました。抑制は安全に治療を行うためのツールでもあり、患者の自由を奪う処置でもあるということを学びました。抑制帯を使用するにあたり、本当に必要なのかどうか十分検討することが重要だということが分りました。今日の学びを日々の病棟での看護でも活かしていきたいです。

 

 

新人看護師:金子、平林、山田