専門研修専攻医募集:整形外科

当院で新専門医制度による研修を希望するみなさまへ

北アルプス医療センターあづみ病院は長野県の北西部、北アルプスのふもとの自然豊かな田園風景が広がる安曇野にある 324床の病院です。平成 29 年度から開始が予定されておりました新専門医制度において、整形外科ではⅡ型の基幹施設として認定されました。(日本整形外科学会ホームページの研修プログラム公示もご覧ください)

「整形外科」と一口に言っても、その関係する領域は広く、様々な疾患分野で専門医が活躍しています。専門医資格取得のための単位を取得しながら先生の興味ある分野にできるだけ重点を置いた研修内容になるよう、研修施設や期間を設定します。当院では様々な領域の学会認定資格を持つ指導医が在籍し、専門的な分野の指導が可能です。
整形外科研修プログラムはほとんどが大学病院を中心とするⅠ型研修プログラムです。当院は数少ないⅡ型(一般病院型)の研修基幹施設であり、地域の基幹病院として、質が高く、内容の濃い充実した研修プログラムを準備して、専攻医の皆さんをお待ちしています。地域から世界に通じる医療を目指し、一緒に頑張っていきましょう。

研修施設群(連携施設)について

  • 信州大学医学部附属病院
  • 相澤病院

主な研修内容

研修初期より、外来では週 1 回の新患外来と週1回の予約外来を担当し、基本的な病歴聴取、診察技術、画像診断を実践で学びます。専攻医の先生が診察した症例を翌日のカンファレンスで検討し、意見交換やアドバイスを行います。関節造影、脊髄造影などの造影検査やエコー、筋電図を学ぶ機会も多いです。
入院ではまず、外傷を中心にプライマリケア、手術、その後のリハビリ、退院後まで主治医として診療にあたっていただきます。ウィンタースポーツが盛んで、高齢者の骨折も多く、たくさんの外傷を経験することができます。積極的に手術を行い、技術を身につけてください。技術の習得の状況に応じ、興味のあるサブスペシャリティー分野の簡単な手術から経験することも可能です。
学会発表は大小さまざまな学会で行っています。専攻医の先生にも発表ができるよう指導します。

その他、当院の特徴的な医療や手術件数等の詳細は、[診療科のご案内]をご参照ください。

週間スケジュール

脊椎分野(例)

手術症例検討会 手術症例検討会
専攻医担当新患検討会
手術症例検討会 手術症例検討会
医局会(月1回)
入院患者多職種
カンファレンス
午前 手術 病棟 外来 手術 手術 病棟
午後 手術
病棟
外来
造影検査
外来
造影検査
外来 手術
夕方 脊椎症例検討会

専攻医研修例

Ⅱ型基幹施設プログラムでも研修期間中一定期間の大学病院での研修が義務付けられています。関連病院それぞれに特色があり、研修期間、研修病院についてはある程度の希望に添えると思います。

<例> 1年目 2年目 3年目 4年目 修了時
あづみ病院 信州大学病院 相澤病院 あづみ病院
脊椎・脊髄 6 3 3 6
上肢・手 6 3 3 6
下肢 6 3 3 6
外傷 6 3 3 6
リウマチ 3 3 3
リハビリ 3 3 3
スポーツ 3 3 3
地域医療 3 3 3
小児 2 2 2
腫瘍 2 2 2
流動単位 8 1 3 1 8
合計 48 12 12 12 9 45

指導医からのメッセージ

■各指導医の資格及び所属学会はこちらをご覧ください。

畑 幸彦
(名誉院長、肩関節治療センター長)

主な診療分野:肩関節疾患

田舎にある病院だから二流、三流の医療を提供していると思われては心外です。地域医療とは地域の人達に日本でトップクラスの医療を提供するのが真の地域医療であると思っています。だから我々は、日中は患者さんのためにバリバリ働き、春と秋には自分の研鑽のために学会活動をガンガン行っています。専攻医は日本の宝であり、厳しく指導して、楽しく遊ぶというのが私たちのモットーです。我々と一緒に片田舎から一流を目指してみませんか?

中村 恒一
(整形外科部長 、上肢再建外科センター長)

主な診療分野:上肢の外科・マイクロサージャリー

整形外科はいくつかの分野にわかれていますが、手、肘の外傷、変性疾患を担当しています。外傷から慢性疾患までひととおりの疾患に対しての診察、診断、検査、手術、後療法について学ぶことが可能です。手の分野は多くの疾患のバリエーションがあり、さまざまな治療法が存在します。目の前の患者の手肘機能を最大限に回復し、笑顔や感謝を得られるように一緒に努力していきましょう。

向山 啓二郎
(整形外科統括部長 、診療放射線科部長、プログラム統括責任者)

主な診療分野:脊椎疾患

整形外科のプライマリケアから入院、手術、退院後のフォローまで、指導医のバックアップの下、思う存分整形外科研修を満喫してください。先生の研修がより良いものになるよう指導医として、また医師として常に最先端で質の高い医療が患者さんに提供できるよう、スタッフも先生と一緒に成長していくよう努力します。当院のプログラムの副責任者としてプログラムの作成に携わっています。研修について専攻医の皆さんの窓口になります。興味のある先生、わからないことがある先生はお気軽にお問い合わせください。

狩野 修治
(整形外科部長、リハビリテーション科部長、訪問リハビリテーション事業所管理者、通所リハビリテーション事業所管理者)

主な診療分野:下肢疾患・人工関節

整形外科の様々な分野の内、主に膝・股関節の疾患について担当しております。
当院の整形外科は主だった分野、それぞれ得意とする医師がいます。長野のすこし辺鄙な環境にありますが、症例も多く、基本的な骨折などの手術から、それぞれの分野の専門的な研修までしっかりとサポートできる環境にあります。ぜひ当院での研修をご検討ください。

お問い合わせ

プログラム内容に関して
プログラム責任者:向山啓二郎

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事務局:医療秘書室 浦野、中田

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