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看護記録って大事!

 今月上旬看護協会主催の研修、「弁護士の視点から見た看護記録」に参加しました。

講師は、看護師経験もある弁護士さん。経歴は知らずに申込みをしたのですが、
参加して本当に良かったと冒頭から感じていました。
私が特に知りたかったのは、褥瘡に関する記録について。
褥瘡対策は施設基準に定められており、リスクアセスメントを行った結果、
発生リスクがある患者さんや、既に発生した状態で入院された場合に、看護計画を立案し、日々展開しています。
記録に残すことは基本ですが、入力に時間がかかり、ケア時間の減少や、時間外勤務が増加するようでは本末転倒です。
「必要な記録を短時間で残すこと」これが大事。
看護記録とは「看護師の思考と行為を示すもの」ですが、看護師は日頃から時系列で記録をしているため、判決においては重視されるそうです。
裁判で重要な基本情報として扱われ、記録がそのまま判決文になるようなこともあるとか。
褥瘡での裁判事例や、良い記録・悪い記録の比較も勉強になりました。
「事実を正確に」「見た人に患者さんの状態が伝わる」「客観的に書く」ことがポイントで、簡潔に書かれていることも必要です。
私もコンサルテーションの記録を残しますが、主治医やチームの看護師が見た時に、
アセスメントの根拠が分かるような記録をするように心がけています。
 
 
*最近撮影が禁止になった、京都の寺院で一昨年前に撮影。
いつもありがとうございます。   WOCNふりはた

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