WOCNブログ

貴重な言葉の数々

先週、毎年金沢で開催されているセミナーに参加してきました。
特別講演に感銘を受けた私は、外科医や看護部長に内容を伝え、
購入した書籍も翌日には読破していました。
「がんになった臨床医からの提言~看護師のみなさんに伝えたいこと~」
がん患者になった外科医の講演です。
先生は、医療者が患者さんや家族に求める事と患者さん・家族が医療者に求めることにズレやギャップがあり、現在の医療の大きな問題点のひとつである。
それらを減らすためには、チーム医療の推進とお互いにフリをしていることに気づき理解する、信頼関係を気づくことが必要であると述べていらっしゃいました。
「患者になると何気ない一言が非常に気になる」
「患者に土日など休みはない」
「自分の病態全体を把握しているのは誰?」
「患者・家族不在の医療に近づいていないか?」
「医療者の思い込みで進めていないか?」
先生のお言葉一つ一つが胸に突き刺さります。
体調が良くない時は、同じ言葉を聞いても捉え方が違ってしまう。
一日の中でも気持ちが揺れ動き、訴えが変わってくることも。。。
そんな患者さん達を良く観察し、普段からコニュニケ―ションを取ることが大切なのだと思います。
性格や価値観などを理解できれば、ケアの方法が変わってくるので。
先生は、Da cosa nasce cosa 物事は思わぬ展開をするものだ
そのためには、日頃からやりたいことを考えたり、夢を持つことが重要!とも仰いました。
看護師全員に伝えたい言葉ですね。
 
いつもありがとうございます    WOCN ふりはた
 

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