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科学的スキンケア

先月下旬に視聴した安部先生の講義に大満足したので、視聴できなかった方のために、
ポイントのポイントをお知らせします。
スキンケアって簡単に言いますが、看護師は「科学的スキンケア」を
行いたいものです。
「皮膚疾患をふまえた科学的スキンケア」
内容は、1.スキンケアとは2.皮膚の構造3.皮膚の変化と疾患4.皮膚と真菌症
5.皮膚の治療薬6.皮膚の正常を保つために でした。
どれも大切で覚えて欲しいのですが、ポイントをひとつだけ挙げるとしたら、
私は皮膚の生理機能を推します。
「皮膚の生理機能は、バリア・保護機能や体温調整、知覚、分泌・排泄、
コレステロール・ビタミンD3合成、サイトカイン、呼吸、吸収作用がある」
「高齢者の皮膚の特徴として、表皮の菲薄化と表皮突起の平坦化、真皮乳頭層の毛細血管係蹄の消失が見られ、皮膚分泌の減少、セラミドや天然保湿因子の減少が起こりバリア機能が低下する」
「真皮の老化は、生理的老化と光老化の2つのメカニズムが存在することで引き起こされる」
「皮膚におけるバリアには、物理的バリア・科学的バリア・免疫学的バリアがある」
「スキンケアにはドライスキンのケアと湿潤創面へのスキンケアがある」
患者さんの皮膚を守るケアを実践するためには、生理機能の正しい理解が必要です。
清潔や排泄ケア時に使用する、洗浄剤や保湿剤などを購入していただく時や、
退院後のケア方法について、患者さんやご家族にきちんと説明するために、
必要な知識のひとつなのです。
もちろん、患者さんだけでなく自分の美肌(?!)を保つためにも。。。
 
 
*函館の八幡坂。夜は幻想的ですね。
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた

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