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人にやさしいポジショニングっていいね!

 12月上旬、飯田市訪問看護ステーションの近藤先生をお招きし、

「人にやさしいポジショニングって、なーあに?」
-人の身体の構造から考えるポジショニング-と題して褥瘡管理対策研修を行いました。
地域住民のための健康公開講座と合同開催のため、介護保険施設やケアマネジャー、
地域包括などにも案内を出し、大勢の方々にご参加をいただいたので大変嬉しく思っています。ありがとうございました。
 
前半の講義では、人の身体を顔・胴体・右腕・左腕・骨盤・右足・左足の、
7つの塊に分けて考え、それぞれの繋がりや位置関係の姿勢を評価すること。
骨盤を中心に体軸を整え、ゆがみを直すことが大切であること。
身体の骨格に沿うように広く支え、クッションに重さをかけることなどを分かり易く教えていただきました。
ゆがみを直さずにクッションを入れ込むと、患者さんや利用者さんに苦痛を与えることになるため要注意!
ポジショニングの効果は褥瘡対策だけでなく、呼吸や循環機能の改善や、
嚥下機能も助けるのです。
すごいですよね~。
更に、拘縮の予防や改善によって、排泄ケアや更衣が安楽になるため、
スタッフや介護者、患者さんや利用者さん双方にとって、良いことずくめなのです。
 
*写真の掲載については、先生の許可を取ってあります。
後半の実技では仰臥位と半側臥位を行い、グローブを使用して重さの確認も行いました。
後ろの席の方にも見えるようにカメラで投影しましたが、「カメラを活用して見やすくて良かった。」と好評でした。
参加者の真剣な眼差しや、「良い研修をありがとうございました。」といった意見があり、
研修を企画して本当に良かったと安堵しましたが、
長野の合言葉「手抜きはせずに、背抜き・尻抜き・踵抜き」を遅ればせながら、
当院や地域でも流行らせたいという気持ちが強くなりました。
 
いつもありがとうございます。  WOCN ふりはた
 

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