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アナタに伝えたい地域住民のための公開講座(褥瘡管理対策研修)

 大変遅くなりましたが、今回は講座の内容について資料を元に投稿します。

安部先生には、「今年は褥瘡の基礎編で」とお願いしました。
できれば来年、「応用編」を開催したいと勝手に考えています。(未定です)
 
まずは、床ずれ(褥瘡)とは?
「何らかの原因により、ヒトが長期にわたり同じ体制で寝たきり等になった場合、
身体とそれに接する面の接触により、体重が皮膚に持続的に加わることで、血行が不良となり皮膚が死に至るもの」です。
そして、褥瘡?褥創?
褥(しとね):座るときや寝る時に下に敷く物。しきもの。ふとん。
瘡(かさ):①皮膚のできもの、はれもの。また、傷の治りぎわにできるかさぶた。
②梅毒の俗称  創(つくる)①刃物のよる傷。②初めて作り出す。はじめる。
漢字の意味を知ると、納得できることってありますよね。大事です。
 
私が押しているポイントは、紅斑・紫斑・色素斑(色素沈着)・脱色素斑(白斑)
この4つは絶対に覚えてね!と言っています。
「紅斑」は、真皮乳頭および乳頭下層における血管拡張、充血による斑で、赤血球の血管露出はありません。硝子圧法により色調は消えます。
「紫斑」は、真皮乳頭および乳頭下層における出血による斑で、赤血球の血管外露出があります。硝子圧法により色調は消えない。
どちらかひとつを完璧に覚えれば簡単ですね。
「色素斑(色素沈着)」は、メラニン、胆汁色素、金属、異物、墨汁など
メラニンは表皮に近いほど黒色調を呈し、真皮深くに移動するほど青色調を呈するのです。
消えてしまう色素沈着は無視!消えない淡い色素沈着は炎症の存在!
何を隠そう私の左上腕には、小学生の時に入れた鉛筆の色が残っています。
ふざけていて芯を入れたら取れなくなり、そのままなのです。
「脱色素斑(白斑)」は、色素脱失もしくは局所貧血により生じた白色の斑で、治癒したことを表していますが、決して元通りではないので注意が必要です。
 
公開講座を開催したこと、安部先生をお招きできたことで、私の夢が同時に2つ叶いました。しかし、この夢にはまだ続きがあります。
終わりはないのかもしれません。。。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 

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