WOCNブログ

患者さんからの学び

当院が契約している寝具のリース会社さんには、ボックスシーツがないため、
苦肉の策として、サイズの大きなシーツを体圧分散マットレスに使用しています。
小さなシーツを使っていた時は、「端を縛る」という褥瘡対策としてあまり良くないことを行っていました。
シーツを縛ることで体圧が上昇し、マットレスの効果が減少することを学習会で説明し、
リース会社さんとも何度も何度も打ち合わせをして、
大きなサイズのシーツをリースするようになりました。

特別問題もなく、大丈夫だと思っていたのですが、ベッドアップをした時などは、
シーツが大きいことでかえって患者さんに不快感を与えていたことが、今回初めて分かりました。

ある患者さんの病室を訪問したところ、
「シーツがずれて、気持ち悪い。」との貴重なご意見をいただいたので、
体圧分散マットレス専用の、ずれ難いボックスシーツを購入する方向で、
検討しています。

エアーマットを使用している患者さんからは、使用感などをお聞きすることが難しい場合が多いので、今回のご意見を褥瘡対策の参考にさせていただくつもりです。
その患者さんには、他にもご意見をいただいたので、
「良い方法を考えること」「また、お話を伺いに来る事」を約束し、
退室しました。

患者さんから学ぶことはとても多く、よくお話を聞かせていただこうと
思いを新たにしました。
 
 

写真は、京都のお寺で撮影した三鈷の松です。
葉先が三つに分かれている珍しい松の古木と説明がありました。
三鈷は智慧・慈悲・真心を表し、この松の葉を持っていると三つの福が授かると言われているそうです。
あやかりたいですね。
ブログを見てくれている皆さんにも、福が授かりますように。。。

いつもありがとうございます。    WOCN  ふりはた
 

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