WOCNブログ

災害対策についての課題

先日、県内初のオストメイト健康・医療講習会・相談会が開催されました。
講習会の中で、「福祉避難所」についての話があり、知らなかったことなので
早速調べてみました。
福祉避難所とは・・・
「高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、病者等、一般的な避難所では生活に支障を来たす」人たちのために、「何らかの特別な配慮がされた避難所」です。
開設したときには、要援護者に配慮したポータブルトイレ、手すり、仮設スロープ、情報伝達等の器物、日常生活上の支援を行うための紙おむつ、ストーマ用装具等の消耗機材の費用などは国庫負担になります。
病院近くの自治体がどうなっているのか分からないので、
担当の方々に教えていただくようお願いしました。

普段からオストメイトには災害対策用に装具一式を、非常時に持ち出せるよう指導しています。
防水の袋に入れる必要があることが分かり今後は、濡らさない工夫も必要であることを
付け加えたいと思います。
他にも東日本大震災の時に、危険な地域の配達を引き受けて下さった、
協会員が所属する業者さんの存在を初めて聞きました。
仲間のためとはいえ、なかなかできることではないと思います。
聞きながら涙がでそうでした。
津波被害もあり、半数の方が装具を持ち出すことができなかったそうです。

JOAでは震災4日目にストーマ装具等を積んだ車が出発し、
5日目には8千人分の装具が現地に到着。
7日目には被災者の元へ届けられたとのことでした。
装具を持ち出せなかったオストメイトにとっては、長い1週間だったことでしょう。
避難所や病院での備蓄について、早急に考えなければいけないと痛感しました。
参加したオストメイトからは、「来て良かった。」
「いい話を聞くことができて良かった。」と感想をお聞きしましたが、
私の方が良い勉強をさせていただいたように感じています。
貴重なご意見を聞かせて下さった、オストメイトの皆さんのご期待に
応えられる様に頑張りますね。

いつもありがとうございます。   WOCN  ふりはた
 

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