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美味しい学習会

 6月20日に定例の褥瘡対策委員会があり、事例検討のあとに

食品メーカーの北山管理栄養士さんを講師に迎え
「栄養ケア」について学習会を行いました。
メーカー主体の学習会といっても、目的やテーマを伝え
使用する資料を見せていただき、追加や修正をお願いする必要があります。
今回は特に、創傷治癒過程と栄養素の関与や栄養素について
詳しく話していただくようお願いをしました。
北山さんありがとうございました。

褥瘡発生後の栄養療法のポイントは
亜鉛:たんぱく質、コラーゲンの合成に関与し創傷治癒には
不可欠な栄養素。皮膚の新陳代謝に作用し創傷の修復を促進する。
ビタミンC:コラーゲンの合成に関与し、不足すると皮膚の脆弱化が
起こる。加熱調理により水溶性ビタミン類は不足する。
アルギニン:たんぱく質、コラーゲンの合成を促進する作用のほか、
免疫細胞の活性化や、血管拡張による血流の改善などの作用がある。
コラーゲン:摂取によって、ヒドロキシプロリンを含むペプチドの
血中濃度が上昇することが明らかとなっている。
ペプチドは繊維芽細胞を刺激し、
皮膚の再生を促進するなど、様々な生理効果を有する。
:ヘモグロビンの合成に必要であり、血清鉄が不足する赤血球数が
減少し、皮膚や軟部組織の脆弱化を招く。


(病院駐車場から虹が見えたので撮影しました。
願いが叶う場所は意外と近くにあるかも。。。)
 
委員会内での学習会をきっかけに、
自己学習できるとより理解が深まります。
「褥瘡患者さんのための栄養ケアポケットガイド」もいただいたので、
しっかり活用して欲しいです。
栄養機能食品の試飲や試食もできたので、
楽しく・美味しい学習会になったのではないでしょうか?
たまにはいいですね。
 
いつもありがとうございます。   WOCN ふりはた
 

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