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NST学習会に参加しました

 4月25日「摂食嚥下機能障害~認知症を中心に~」と題して

学習会が開催されました。
講師は言語聴覚士の山田さんです。

前半は嚥下について基本的なことの講義で、後半は認知症の嚥下障害の
事例紹介を含めた分かりやすい内容でした。
嚥下機能に問題がなかった患者さんが、歯科受診にて口腔内に多発口内炎を指摘され、
治療後に食事摂取が出来るようになり退院したケースや、
最初は胃ろう造設を希望しなかった家族が、自宅で介護をしてから施設の職員のことや、入所しやすくなることを考慮し考えが変わったケースなど、
考えさせられることが多々ありました。

胃ろう造設については、色々な考え方がありますね。
当院は胃ろうの患者さんが、比較的多いのではないかと感じています。
患者さんが自己決定できない場合は、親族が決めるため
意思表示ができる時に、家族で大事なことを話し合うようになると良いと思います。
胃ろう以外の医療行為についても同様です。。。

講義の中で大切なこととして
・その方が何を考えて、何を思っているかをできるだけ受け取ること
・ちょっとしたしぐさや表情、視線の変化、発声などがヒントとなる
とありました。
大切なことは色々なことに共通しています。
よく患者さんを観察し、訴えていることを見逃さず、ご家族の話をよく聞き、
変化したことにすぐ気が付き、行動する。。。
WOC領域でも同じだと思いました。

 
 
WOCN ふりはた
 

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