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ブログ休止中のできごと 研修編 ぱーと 4

 前回に続き、長野県褥瘡懇話会についてです。

シンポジウムで先生方が発表された内容の一部を紹介させていただきます。
形成外科医 阿部先生
手術で褥瘡を治すことにこだわっていた先生が、退院後2ヶ月で再発するという症例を経験することもあり、医師として無力感を感じていたそうです。
医師だけでは褥瘡問題は解決できないということに気づかされた時に、
懇話会が発足しました。
世話人をやって欲しいと阿部先生に打診されたのは、形成外科の久島先生でした。
久島先生は更に「理学療法士で誰かいないか」と言われ、近藤PTを紹介されたので
近藤PTの勧誘に飯田まで出向いたそうです。
久島先生は当時大学に在籍されていたそうですが、
「大学医学部が主導する(医師が中心の)学会組織ではなく、褥瘡に関連する多くの職種からバランスよく世話人になってもらい、医療職、介護職を問わずに学習、討論が出来る会にしたい」という理念があったそうです。
理念どおりの懇話会が続いているのではないでしょうか?

阿部先生が最後に「長寿県として全国に有名な長野県を「褥瘡最少県」として誇れる日が来るよう、これからも皆さまとともにコラボレーションしていきたいとおっしゃっていました。褥瘡最少県になる日を目指して、頑張りましょう!まずは、大北地域から。。。

齋藤WOCNが、「起きている現象を素直に認める」とおっしゃり、日頃の自分を反省。。。
創傷を見て「おかしい。」とか「こんなはずではない。」と思ってしまうことがあります。
素直に認めることは、色々な場面で必要なことなので、
本当に気をつけたいと思いました。
懇話会やセミナーの10年が理解できたシンポジウムでした。

 
 
・デイケア利用中の皆さんの作品です。
また、関連のない写真を載せてしましたが、時季のものなので。。。

WOCN ふりはた
 

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